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*SHM-CD
ジョン・コルトレーン、マッコイ・タイナー、ジミー・ギャリソン、エルヴィン・ジョーンズ。ジャズ史上に光り輝く黄金カルテットが、ニューヨークのジャズ・クラブで残したライヴ・レコーディングを装いも新たにCD化された。「アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー」と「ワン・アップ・アンド・ワン・ダウン」は1963年2月23日、ブロードウェイ52丁目「バードランド」における収録。同クラブはコルトレーンが最も多く出演した場所のひとつで(意外にも、「ヴィレッジ・ヴァンガード」には数えるほどしか登場していない)、59年頃にはジャム・セッションのホストを務めていたこともある。62年夏ごろから翌年春にかけて、コルトレーンはマウスピースの不調に悩み、あまりハードな演奏ができなかったと伝えられる。58年のアルバム『ソウルトレーン』では澄んだ高音でメロディを演奏していたが、ここでは低音域を多用したアプローチで迫る。いわゆるオクターヴ・キーを使わないほうがリード・ミスの減少につながるからだろう。だがこれが、僕のようなひねくれ者のファンには面白い。トーンの裏返りに「コルトレーンも人間だったんだ」と安心し、楽器のコンディションが万全ではなくてもこれほどまでに充実した演奏を届けることのできる彼に筋金入りのプロ根性を感じるのだ。巻末の「ソング・オブ・プレイズ」は65年5月7日、ハドソン・ストリートにあった「ハーフ・ノート」での吹き込み。スタジオ録音によるテイクは『ジョン・コルトレーン・カルテット・プレイズ』のラストに収められているが、当ライヴ・ヴァージョンではその2倍以上の時間をかけて、さらに激しく燃え上がっている。解説:原田和典
■John Coltrane(ss,ts), McCoy Tyner(p), Jimmy Garison(b), Elvin Jones(ds) Recorded at Birdland Club, NYC, February 23, 1963.(Track1-2) / Recorded at Birdland Club, NYC, June 2, 1962.(Track3-4) / Recorded at Half Note Club, NYC, May 7, 1965.(Track 5)
JOHN COLTRANE / ジョン・コルトレーン