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三沢洋紀(三沢洋紀と岡林ロックンロール・センター、ラブクライ等)と植野隆司(テニスコーツ)の二人を中心に、稲田誠(PAAP、Brazil、 DODDODO 等)、山本達久(NATSUMEN、ジム・オルーク、石橋英子等)、中尾勘二(NRQ、ストラーダ等、ex コンポステラ)、小田島等(絵筆担当)から成る日本のインディ界のスーパー・グループ、真夜中ミュージック、初の一般流通盤となる2ndアルバムがついに登場!噛めば噛むほど、のスルメ的名盤!
羅針盤、渚にてとともに、関西三大うたものバンドと謳われたラブクライの中心人物で、2005 年のラブクライ活動休止以降は、LETTER や、昨年、竹久圏(KIRIHITO、GROUP 、younGSounds)のプロデュースによる秀逸な1stアルバム『サイレントのとんがり』をリリースした三沢洋紀と岡林ロックンロール・センター等のバンドで活動し、近年は柴田聡子や都市レコードのプロデュースも手がけている三沢洋紀。パステルズやジャド・フェアとの共作をリリースしているだけでなく、幾度となく海外をツアーするなど、ワールドワイドかつあらゆる枠にとらわれない活動を展開するテニスコーツの植野隆司。現在、川本真琴with ゴロニャンずのメンバーでもあるその二人をフロントに、稲田誠の呼びかけで結成されたバンド、真夜中ミュージック。そのライヴ会場のみの販売だった1st アルバムに続く、待望の一般流通盤となる2nd アルバム!
しかし、なんとも不思議なアルバムだ。三沢の言葉通り、“いびつ”という形容がしっくりくるような、楽曲も音もはなはだ奇妙な作品なのだが、聴くごとに味わいが増してくるのだ。そうたらしめている要因の一つが、百戦錬磨のメンバーによる見事な演奏だ。稲田(b)と山本達久(ds)の超強力リズム隊、植野の緻密かつワイルドなギター、じつにいい味を出している中尾勘二の各種管楽器。そして、三沢の甘い歌声がなんといっても魅力的だ。もちろん、ただ奇妙なだけでなく、随所で光る三沢印の切なくキャッチーなメロディが、このアルバムを他に類を見ない訴求力にあふれたものにしている。すばらしい!
1st アルバムは、メンバーとして名を連ねる小田島等が一枚一枚のジャケットのイラストを描き下ろす(ゆえにすべて一点もの)という前代未聞の作品だったが、はたして本作は?!
<真夜中ミュージック>
三沢洋紀 (vo, a-g)
植野隆司 (e-g, cho)
中尾勘二 (sax, cl, tb)
山本逹久 (ds)
稲田誠 (b, cho)
小田島等 ( 絵筆)
真夜中ミュージック