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PEACEVILLE RECORDSの設立者であり、後にSORE THROATのドラム、CIVILIZED SOCIETYのボーカルとしても活動することになるポール・“ハミー”・ハムショーが在籍した1982年結成のUKアナーコパンクバンド
INSTIGATORSがオリジナルのギタリストであるムーニー以外のメンバーを総替えして86年にリリースされた言わば、バンドの再出発となった1st アルバム(バンド史上は2ndアルバム)に、これまで音源化された事のなかった87年のドイツはベルリンでライブ音源10曲を追加収録して約30年ぶりとなる初の再発。オリジナルはBluurg RECORDSからリリースされヨーロッパでの人気は未だ強く、多くの日本人がイメージするINSTIGATORSは後期の作品だと思いますが、初期の彼らのサウンドはまさにアナーコパンク、アナーコ・メロディックで80年代後期に盛り上がったアナーコ・パンク・ムーブメントに多大な 影響を与えているのは事実。INSTIGATORSの再発にあたって色々とひと悶着あったり、再びBOSS TUNEAGEが絡むことはないと思ってましたが、何かと問題になるハミーが関わっていない作品でもありめでたくリリースとなりました。相変わらずハミー の評判が悪いのはいつの時代になっても変わらずといっ た所は、時代は変われど人間は変わらずといったところでしょうか。スピードとメロディーを手に入れメロディック色を開花させながらも初期のアナーコ・サウ ンドも残しつつ、アメリカの中期DCハードコアを早くから知っていたのかは分かりませんが、その臭いも感じさせ、80年代の後半に爆発的に増殖した哀愁ギター・メロディック・ハードコアの片鱗はH.D.Qよりも先に披露した感じにも受け取れます。またDANやSOFA HEADといった80年代後半から90年代初期のUKメロディック・ハードコアに確実に影響を与えており、華やかさはないものの先駆者のとしての不動の地位は確立していたのかも知れません。
INSTIGATORS