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虚飾集団廻天百眼(きょしょくしゅうだんかいてんひゃくめ) > 廻天百眼は、美徳か悪徳か、可能か不可能か、エロかアートか、そういった議論を素通りして、ひたすら観客との御祭り騒ぎに興じる虚飾芸事集団。悦楽的な舞台装置と衣装、俳優達の劇中歌とダンス、美しいせりふと度肝を抜く演出、この世とあの世の境界劇を演じる、美しく激しく狂おしい、暗黒エンターテイメント劇団です。

虚飾集団廻天百眼が、2015年10月に東京・大阪で上演し、満員御礼を記録した舞台『屍のパレード』の公演DVD。
虐待された少女たちが心の闇を召喚して世界と戦うアクションダークファンタジー。
脚本演出/石井飛鳥、出演/紅日毬子、金原沙亜弥、常川博行、他。音楽/西邑卓哲。

●廻天百眼主宰 石井飛鳥 脚本家、演出家、冩嗔家 丸尾末弘の『少女椿』、寺山修司の『奴婢訓』など、廻天百眼旗揚げからの全作品の脚本、演出を担当。 外部作品ではハリウッドで上映された映画『東京残酷警察』のスピンオフシリーズの監督、宝生流能楽公演『葵の上』ナビゲーション台本、など。

●廻天百眼看板女優 紅日毬子 女優 『少女椿』でのみどり役など、廻天百眼におけるほとんどの公演で主役を担当する。 外部作品では舞台版『花と蛇』静子婦人の義娘役、齋藤工主演映画『虎影』壺女役など。 また、モデルも務め、綾辻行人「another」オマージュ展の七戸優作品、ファッションブランド「ペイ*デ*フェ」のショーなどにも参加。やくみつるとのイベント『日本語力のある歌』、早見純、千之ナイフ、松永天馬らとのイベント『ラブレターフロム早見純』などにも出演している。

=本作 舞台『屍のパレード』=
~圧倒的な奇形アングラ・ロックオペラ~ 舞台『屍のパレード』は2015年10月に東京・大阪で上演され満員御礼を記録した廻天百眼の代表作。虐待された少女たちが心の闇を召喚して世界と戦う物語で、吸血鬼や妖怪の登場するアクションダークファンタジー。また、合唱を多用した歌劇である。 女子高生のスタナは、いつも同級生の手毬に苛められていた。ある日学校をさぼって行った図書館で、スタナは深淵と名乗る少女から一冊の書物を渡される。「怖かったことを思い浮かべながら書物を開き、世界に復讐しろ」と深淵は言う。直後、突如現れた吸血鬼がスタナを襲う。吸血鬼の狙いはスタナの持つ書物だった。書物を開いたスタナは絶望と恍惚に包まれながら、屍と呼ばれる生き物を召喚する。屍は吸血鬼を退けるが、そこへ手毬が現れる。屍による攻撃を加えるスタナだが、手毬もまた、書物を持ち、屍を使役する者であった。スタナの攻撃を防いだ手毬は、親密そうにスタナに話しかける。
スタナの持つ白の書、手毬の持つ黒の書 幾千の影が伸びるのは沈む太陽の合図 虐待された少女達は悪魔の書物を携え復讐を誓う 無惨の記憶は闇を引きつけ、救いの記憶は改竄される テッサリアの巫女たちの崇める踊る深淵 感受誰しも残酷で 漏れて伝わる享楽だ 呻き喚いてしがみつき もがき溺れる人間だ 舞台版『少女椿』『奴婢訓』などを上演した虚飾集団廻天百眼の贈る、珠玉のダークファンタジー『屍のパレード』、堂々のDVD化!