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nujabes、Uyama Hiroto、Koizumi Takumiと共にhydeout productionsの創成期から最盛期、そしてroph recordingsの設立に立ち会ってきた The Third ManことSegawa Tatsuyaによる渾身のファーストアルバムがリリース!
藤沢育ちで、湘南エリアを中心に音楽やサーフィン等、様々なカルチャーに触れ、培ってきた感性。それはまさしくドープネスで直感的。野性味溢れるDJスタイルとフリーダムマインドな人柄で多くの人を惹きつけてきた。プロサーファーである故佐久間洋之介プロデュースのDVD 「Dancing on the what」への楽曲提供をきっかけにビート制作をスタートすると、音楽を通じてnujabesと出会いレーベルの創世記より行動を共にすることとなる。modal soulのリリースツアーではUyama Hiroto、Koizumi Takumiと出会い、ツアーメンバーとしてライブDJ、ツアーDJを努めた。以降はライブメンバーとして数々のサポートを行ってきた。nujabesの遺作でもある「Spiritual State」ではスクラッチでアルバムに参加を行っている。 nujabes亡き後は、Uyama Hiroto、Koizumi Takumiと共に、nujabesの意思を引き継ぎつつ、さらに自分たちの音楽を昇華し純粋に追求する場所として「roph recordings」を設立。Uyama Hirotoとのスプリットシングル「magic number / behind the peak」のリリースやシングル「hugewave」のリリース。フランスのアーティストLex (de Kalhex)の作品への参加などを経て、レーベル設立当初から温め続けてきたアルバムを遂にリリースする。
本作「Pull. In Sai」は、Segawa Tatsuyaという強烈な存在をよりリアルに伝えるために、荒い部分をそぎ落とすことなく、直感的に表現された楽曲が並んでいる。ジャンルを超越し枠にとらわれないSegawa Tatsuyaそのものを体現していると言える。また、プロデュースにUyama Hirotoが深く関わることで、その表現に厚みが増している。笛や太鼓の音色を使い、お囃子にも聞こえる東洋的で神秘的な楽曲や「horn in the middle」のような初期のnujabes楽曲を彷彿させる力強いビートの数々。ドープネスで中毒性の強いループや極太のベースライン。そんな荒々しい側面と、彼が見てきたスローな波のようにチルダウンするメロディーやエモーショナルなトランペットを演奏するメロウネスな側面。ゆったりと流れに身を任せるようなリラックスしたマインドと、荒波に挑み、神輿を担ぐ猛々しい部分を持つSegawa Tatsuyaそのものをうまく表現している。アルバム参加アーティストには、鎌倉を拠点に湘南の134号線の情景を表現し、共に数々のライブセッションを行ってきた、Taka Yashiroのエネルギッシュなギタープレイや、アルバム後半には盟友であるギタリスト King Bong Frankをフィーチャーした目まぐるしく展開を行う楽曲、透明感がありメロディアスなUyama Hirotoのピアノ演奏とロングトーンで力強く演奏されるSegawa Tatsuyaによるトランペットのスタジオセッションなども収録されている。
アルバムに収録されているどの曲をとっても、野性味に溢れ、自然とビートに体が揺れる。それはサーファーとして、祭り人として、人間の本質に近いものとの濃厚なセッションにより溢れ出てきた賜物であり、その音楽はやはり聴く者の本能的な部分を揺さぶってくる。それはUyama HirotoがFreeform Jazzで見せたように、建設的ではなく、根幹から溢れ出たエネルギーが奏でる衝動的なものだからであり、 Segawa Tatsuyaの人生そのものが詰め込まれた魂の作品だからであろう。
・全13曲入りフルアルバム
・Produce supported by Uyama Hiroto
・featuring Uyama Hiroto、Taka Yashiro,King Bong Frank
・CDのみボーナストラックとしてUyama Hirotoとのセッション音源収録
・ペーパージャケット+Zineが付属。
Segawa Tatsuya