迷うわ 甘いの 苦いの どっちが好きなの?
2018年1月結成。メンバーは山田エリザベス良子(Vo)、西田竜大(Gt / 空きっ腹に酒)、木原潤(Ba / memento森)、
YUKA(Key / ex. √thumm)。各々の音楽活動を別にしながらも、それぞれが持つ音楽性に反してポップなサウンドに纏めた、身体に優しいバンド・SMOOTHIES。
始動開始から1年を経て生み出された楽曲達を詰め込んだ、1st Full Album『Under Starlight』をついにリリース。
メンバーそれぞれが違った音楽人生を歩んできた中で、各自が持つ個性が巧みに混ぜ合わさった、さながらスムージーのようなニューポップバンド。
その音楽性はポップというベースでありながらも、多様な表情を魅せる。
ALタイトル『Under Starlight(星明かりの下)』の名のもと、星の下の出来事を綴った「溢れる」(M1)は、一曲目からしっとりと叙情的に歌い上げ、
MVが公開されている「いつか晴れたポンヌフで」(M2)は、思わず体が動いてしまう明るく元気なポップチューン。
「全部なかった事みたい」(M3)では、大人の色気を感じさせるナンバーと、バラエティーに富んだ曲目が続く。
「秘密のSPECIAL ROUTE」(M4)、「愛の戦士レベルE」(M5)と、歌詞の世界観にも注目していただきたい楽曲が続き、
「Liberty」(M6)では、JUDY AND MARYを彷彿とさせるポップロック路線も盛り込んでいる。かと思いきや「Analyze」(M7)では、グルーヴィーなサウンドの上で感情を爆発させるかのごとく歌い上げ、「スプラウト」(M8)は、アコースティックギターを取り入れ、サウンド面での拡がりを表現している。
「Love Me」(M9)では、エレキギターのディストーションサウンドとキャッチーなサビメロの共存、
「儚きact.」(M10)は、山田エリザベス良子の持ち味である巧みなコーラスワークが効いている。
ポップという枠組みに囚われず、良い物、良い素材を混ぜ合わせて新しいポップサウンドを提示する。
甘い、苦いをも包括したそのサウンドメイキング、彼女たちこそをニューポップバンドと表現したい。
SMOOTHIES