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Caleb Scofield Forever...
仲間を失った悲しみを乗り越えケイヴ・インが発表する、最新スタジオ・アルバム
■2018年3月28日にケイヴ・インのベーシスト/シンガー:ケイラブ・スコフィールドが不慮の交通事故で急逝したニュースは、音楽シーンに衝撃と深い悲しみをもたらした。とりわけ彼が中心にいたヘヴィロック/ハードコア界での動揺は大きく、誰もが悼み喪に服したが、やがてケイヴ・インのメンバーをはじめコミュニティは彼と彼の作り上げたアートに敬意を払い、立ち上がる。6月にバンドの地元ボストン、10月にかつてケイラブが拠点にしていたロサンゼルスで開催された追悼ライヴは、2,000人規模の会場がわずか数10分で完売。誰もが失ったものの大きさと、残された音楽の偉大さを感じ取った。
■本作は2018年2月、バンドが秘密裏に行っていたレコーディング・セッションの成果を元に、残された3人のメンバーが完成まで漕ぎつけたもの。全曲でケイラブ最後のパフォーマンスが収められている。テクニカルなハードコアからスペース・ロック、メロディ溢れるオルタナティヴ・サウンド、前作『ホワイト・サイレンス』で顕著だったサイケ色強めのヘヴィロックまで、ケイヴ・インが持ちうる音楽性の全てを網羅。本作制作のイニシアチヴを握っていたのは他ならぬケイラブだったことを証明する仕上がりだ。
■バンドは後任メンバーとしてネイト・ニュートン(コンヴァージ)を迎え、ライヴ活動を続行中。恐らく更に新しいマテリアルに取り掛かるはずだが、本作はケイヴ・インのある一時期の締め括りとして捧げられる。
CAVE IN / ケイヴ・イン