ERIC CHACON & TONY SUCCAR エリック・チャコン & トニー・スカール
トニー・スカール2020年新作2タイトル同時リリース!こちらはペルー、ベネズエラに焦点を当てたオシャレで踊れるフォルクローレ×ラテンジャズ作品!
ERIC CHACON & TONY SUCCAR エリック・チャコン & トニー・スカール
トニー・スカール2020年新作2タイトル同時リリース!こちらはペルー、ベネズエラに焦点を当てたオシャレで踊れるフォルクローレ×ラテンジャズ作品!
2,090円(税込)
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大ヒットしたマイケル・トリビュート『Unity: The Latin Tribute to Michael Jackson』に続き2019年作『Mas de Mi』でラテングラミー・ベスト・サルサアルバム、ベスト・プロデューサーの2部門を獲得し、名実ともにラテンのトップ・プロデューサーとなったトニー・スカールが新作を一挙2タイトルリリース! どちらもラテン・アメリカの多彩な文化を掘り下げつつも、音楽的なクオリティ、エンターテイメント性が同居した最高に楽しくオシャレなラテン・アルバム。プロデューサー/ミュージシャンとしてノリに乗っていることを証明するような作品です!
こちら『Mestizo』はベネズエラ出身のサキソフォニストでフルート奏者のエリック・チャコンとの共同名義作で、それぞれのルーツであるペルー、ベネズエラの民俗音楽に焦点を当てた作品だ。リズムの混交とハーモニーの収斂に敬意を表しているという本作。そんな作品の狙いは冒頭の"Cardo o Ceniza"から顕著に表れる。「ペルーの貴婦人」ことチャブーカ・グランダの楽曲で土着性と洗練が混在した名曲だが、女性歌手の Ella Bric をゲストに迎え原曲よりもさらにコンテンポラリーにアレンジしたスピリチュアルな雰囲気漂う名演。続く "Tonada de Succar" はアグスティン・エスピナの鬼気迫るピアノ・ソロも印象的なラテンジャズ、「コーヒールンバ」として日本でもおなじみの名曲 "Moliendo Cafe" はダンサーにも喜ばれそうなジャジーでアップテンポなアレンジ、ふたたびチャブーカの代表曲 "La Flor de la Canela"、フラメンコ・ジャズ "Patanemo Flamenco"、ランドとジャズを融合したその名も "Layazz"、ベネズエラの超絶器楽音楽ホローポを軽やかに披露するラストの "El Alacran" ...。
これまでの作品がサルサやラテンポップとしてのフィールドだったのに対し、どちらかといえばフォルクローレ、そしてジャズに接近したともいえる内容だが、多種多様な文化と先人への敬意、エンターテイメント性、ルーツを掘り下げつつもアレンジはどこか洒脱といったスカールの音楽は本作でも変わらない。超一流のポップ・フォルクローレ・アルバムとして、またラテン・アメリカのリズムを取り入れたオシャレで踊れるラテンジャズとして多くの音楽ファンに楽しんでいただきたい一枚だ。
Eric Chacon – saxofon y flauta
Tony Succar – percusion
Chipi Chacon – trompeta
Tito Manrique – guitarra
Agustin Espina – piano
Gerardo Chacón – bajo
Juan Ernesto Laya – maracas
ERIC CHACON & TONY SUCCAR / エリック・チャコン & トニー・スカール