■第一弾としてリリースされるのは『アーカイヴスVol. 1~アーリー・イヤーズ(1963-1967)』。これは1968年ジョニがリプリーズ・レコードからデビューする以前の貴重な音源が収録された5枚組CDボックセットとなる。このアーカイヴは1963年故郷カナダ・サスカチュワン州サスカトゥーンにあったラジオ局CFQC29に出演したときに披露したアニマルズやボブ・ディランでお馴染みのアメリカン・トラッド・ソング「朝日のあたる家」でスタートする。これらはジョニにとって最も初期の音源で、彼女は当時まだ19歳だった。この他にも、1967年、ミシガン州アン・アーバーにあるナイトクラブ、カンタベリー・ハウスで行われた3セットのライヴ・パフォーマンスも収められている。Vol.1に収録されている音源からは、ジョニ・ミッチェルがアーティストとしての自分の”声“を模索している過程を垣間見ることができ、その中には、「Michael From The Mountain」、「I Had a King」や(『SONG TO A SEAGULL』)、「Chelsea Morning」(『BOTH SIDES NOW』)、「The Circle」(『LADIES OF THE CANYON』)、「Little Green」(『BLUE』)など後のアルバムに収録されることになる楽曲のアーリー・ヴァージョンも含まれている。