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その独創的なスタイルで注目を集めた鬼才ピアニスト、セロニアス・モンク、キャリア絶頂期のコンサートの模様を収めた幻のライヴ音源!
★今もジャズ・ファンから愛される数多くのスタンダード・ナンバーを世に送りだし、その独創的なスタイルで注目を集め人々の心を鷲掴みにした鬼才ピアニスト、セロニアス・モンク。そんな彼がキャリア絶頂期の1963年に行なったコペンハーゲンでのコンサートの模様を収めた幻のライヴ音源『モンク』が発売される。
★この偉大なるピアニスト兼アレンジャーが1963年3月5日に行なった、デンマークの首都コペンハーゲンにあるオッド・フェロー・パレウでの公演は、欧州ツアーの一環だった。メンバーは前年に<コロンビア>から発表されブレイクのきっかけになったLP『モンクス・ ドリーム』と同じで、モンクに加えフランキー・ダンロップ(ドラム)、ジョン・オーレ(ダブル・ベース)、チャーリー・ラウズ(テナー・サックス)から成るカルテット編成。この日のセットリストには意外な展開が幾つかあった。「Monk’s Dream」と「Bye-Ya」はLP『モンクス・ ドリーム』に収録されているが、どちらの曲でもライヴ演奏においてラウズがバンドのフロントに立つことは比較的稀なのだ。いずれも、基本的なヴァイブやスウィングの点で、有名なスタジオ・バージョンよりも優れている。演目の中では「Nutty」が割と一般的で、「I’m Getting Sentimental Over You」と「Bodyand Soul」のソロというスタンダード2曲も当時のモンクのギグではよく聴かれた。
★今作の元の音源はスコットランドの放送用テープで、デンマーク人プロデューサーが20年程前に文字通りゴミ箱から拾い上げたものを<Gearbox Records>が購入した宝物コレクションの一部である。そのテープからアナログ録音、アナログ・ミックス、そしてアナログ・マスターを施し完成させた、まさに特殊なオール・アナログ・レコーディングでの制作。これまでの中でも指折りと思われるモンクの奏法をレコードにするならこの方法しかないと感じたレーベルの意向で、その過程にデジタルを取り入れることはしなかった。そのおかげで蘇ったコペンハーゲンでのあの夜は、今後も語り継がれていくこと間違いないだろう。
■Thelonious Monk - piano
Charlie Rouse - tenor saxophone
John Ore - double bass
Frankie Dunlop - drums
THELONIOUS MONK / セロニアス・モンク
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