1,980円(税込)
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いつの間にか曲名がプロレスだらけになっている peelingwards の mini album"HEEL or BABYFACE?" は、
先日の ayutthaya の 7inch スプリットから早いスパンでのリリースとなった。
今作は結成当初のハードコア、激情感は少し影を潜めたが、バンド的推し曲
"SLINGBLADE" が指す通り、旋回力抜群のヘヴィグルーヴとソリッドなギターサウンドが合わさったグランジ感が出た作品となった。
近年の LIVE で演奏回数の多めの前半パートは、メロディアスな面から一変してダークなポエトリー調やエモいシャウトパートまで、
三島の多面性ソングライティングが光る。
タイトルの "heel" が意味する反則プレイと、その反対を意味する "babyface"
正統派を兼ね備えたかのようにも受け取れる曲が垣間見れる。
中盤から後半にかけては、レーベルオーナーでありギター辻の CONVERGE やHUM などに影響を受けたであろうオルタナティブサウンドと、
荒々しさを閉じ込めたタイトなドラムのミドルテンポ重低音の曲調が目立つ。
peelingwards は LIKE A FOOL レーベルの中でも一際うるさめバンドの立ち位置にあると思うし、
一見どちらかというと "babyface" 面の好青年たちのバンドだが、
蓋を開けてみたらラフファイト反則技を多用しまくった "heel" たちのパワープレイかもしれない。
どちらにしろスタイルはあらかじめ決めなくて良いし、聴き手に委ねて良い。
カッコよさは反則なのだから。
文 : 猫と町
2014 年に最初期 3 人時代の音源、kmkms との split7 インチ、2018 年 1st アルバム、
2021 年 ayutthaya との split7 インチリリース
2021 年 11 月 5 日、満を持して久しぶりの単独音源 "HEEL or BABYFACE?" リリース。
"HEEL or BABYFACE?" に関して、ジャケットには表記しておりませんが、CD のみ
1 曲追加収録。全 7 曲収録。
ジャケットグラフィックは WRENCH の TOMOHIRO MATSUDA 氏、写真、デザイン等は Machida Chiaki によるもの。
レコーディングは Crypt City、LOSTAGE、ドミコ等上條雄次とメンバーである三島想平、ミックスも三島が自ら行なっております。
マスタリングは LFR ワークスお馴染み、ayutthaya、sans visage、nengu 等も担当するStrohorn Music Laboratory 横山令。
[track list]
01.CIPHER UTAKI
02.TIMEBOMB
03.BRAINBUSTER
04.SWING DDT
05.SLINGBLADE
06.GUNSTUN
("CD のみ未発表曲音源 1曲収録 ")
peelingwards
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HEEL or BABYFACE
680円(税込)