1985年にアメリカ、コネチカットで結成されたレジェンダリィ・パワー・メタル・バンド。Rob ThorneとPete Altieriによって結成。その後、高校時代のクラスメートであったヴォーカル/ギター、ベースが加入。ダークでパワフルなスラッシュ・メタルにMetallica、Mercyful Fateに影響されたヘヴィなサウンドを創造する。ファースト・デモ・カセット「Sacred Oath」を発表し地元コネチカットのレコード・ショップだけで数百本の売り上げを記録。Altieriが毎月発行のフリー・ペーパー”Thrash Inc.,”を発行。地元のメタル・シーンを主に取り上げた。デザインはドラムスのKenny“Thunder”Evanceが担当。同バンドのファン・クラブ”Oathbanger”を結成し毎月ニュース・レターを送付し徐々に認知度を上げていく。1986年セカンド・ギタリストWayne Christiano加入。セカンド・デモ「Shadow Out Of Time」をDave “Emma” Obrizzo(Fates Warningのライヴ・サウンド・エンジニア)プロデュースのもと制作。数ヶ月後Mercenary Recordsと契約。その間ニュース・レターを”The Inovcation”に改名。Wayne(guitar)がGlen Crucianiと交代。RobとGlenは当時まだ高校生。 1988年1月再びObrizzoプロデュースによるアルバム「A Crystal Vision」リリース。Fates Warning、Obsession、Liege Lordを代表とするアメリカン・パワー・メタル・ムーヴメントの波に乗るが契約レーベルが閉鎖。しかしレーベルからのサポートなしにアメリカ中西部ツアーを敢行。10年後1998年Sentinel Steel Recordsと契約。「A Crystal Vision」を新録ボーナス・トラック追加収録で再発。アメリカのみならずヨーロッパでも好評を得る。2005年セカンド・アルバム「A Crystal Revision」リリース。間髪入れずサード・アルバム「Darkness Visible」リリースし初のヨーロッパ・ツアーを行う。ドイツでのKeep It True Festivalに出演。ライヴ・レコーディングしライヴ・アルバム「Till Death Do Us Part – Live in Germany」としてリリース。2008年iTunesで“トップ・テン・メタル・ライヴ・アルバム”に選ばれる。AltieriとCrucianiが脱退。後任にScott Waite(bass)、Bill Smith(guitar)加入。4作目「Sacred Oath」リリース。MTV 番組“ヘッドバンガーズ・ボール”にインタビューで出演しシングル「Counting Zeros」ビデオが紹介される。それをきっかけに全米でラジオ、音楽ビデオ番組で多数オンエアーされる。2010年当時彼らの最高傑作と評判を得た「World On Fire」リリース。デビュー・アルバム「A Crystal Vision」リリース25周年を記念して2013年ベスト・アルバム「Spells and Incantations」リリース。 オリジナル・メンバーAltieri、Cruciani、Evansによりスタジオ・アルバム「Fallen」制作。高評価を得る。キャロライン/ユニヴァーサル・ミュージック・グループの傘下レーベルAngel Thorne Musicと3枚のアルバム契約をする。2015年「Ravensong」2017年「Twelve Bells」2019年ライヴ・アルバム「Thnder Underground Live From NYC」を次々リリース。その後ワームホールデス・レーベルと契約し本作「Return Of The Dragon」のリリースに至る。25年にもわたりレコード会社からのサポートも無しに自らプロデュース、マネージメントを行ってきた不朽のメタル魂によって遂に完成したアルバムである。
