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1960年代ジャーマン・ジャズの超レア傑作アルバム!
ドイツ・フランクフルト出身、現代のフリー・ジャズ・シーンにも多大な影響を与えたジャーマン・ジャズを代表する奇才トロンボーン奏者:アルベルト・マンゲルスドルフ(1928-2005)。単音しか出音できないとされていた管楽器演奏において、2つの音を同時に出すことを可能にした〈マルチ・フォニックス奏法〉の発明者としても知られています。そんな天才肌のマンゲルスドルフは1948年よりジャズメンとしての活動を開始し、50年代前半にはジョー・クリム、ハンス・コーラ、ユタ・ヒップ率いる各バンドのメンバー、また日本でも人気の高い旧ユーゴスラビア出身のトランペッター:ダスコ・ゴイコヴィッチが所属したことでも知られるフランクフルト・オール・スターズの一員としても活躍。そして50年代後半にはハード・バップ・スタイルとモーダル、フリー・ジャズの要素を併せ持つ自身のバンド:アルベルト・マンゲルスドルフ・クインテットを結成しました。その後70年代半ばからは、欧州ジャズ・シーンに新風を吹き込んだブラス・ジャズ・ロック~フュージョン・バンド:ユナイテッド・ジャズ+ロック・アンサンブルのフロントマンとして活動。ソロ・アーティストとしては1971年、日本ジャズ界の至宝こと佐藤允彦(p)とのコラボレートしたスピリチュアル・ジャズ作品『スポンティニアス』を、1976年には天才ベーシスト:ジャコ・パストリアスとの共演によって完成した大傑作アルバム『トライローグ』を世に送り出しています。
そんな彼が1967年、アルベルト・マンゲルスドルフ・クインテット名義でリリースしたのが本作。トロンボーンのマンゲルスドルフをリーダーに、ハインツ・ザウアー(テナー/ソプラノ・サックス)、ギュンター・クロンベルク(アルト/バリトン・サックス)、ギュンター・レンズ(ベース)、ラルフ・ヒューブナー(ドラムズ)という強者揃いのメンバーによって、世間から〈フランクフルト・スタイル〉と呼ばれることとなった独自のスタイルを、ここで一旦完結させました。
本作の魅力は何といってもそのドライヴ感溢れるブラス・サウンドとマンゲルスドルフならではのフレーズ感覚。これぞジャーマンといったようなダンディズム漂うガッチリとしたリズムを土台に、各ブラス奏者たちが威厳に満ちたブローを聴かせる(1)、そしてマンゲルスドルフの哀感を湛えたトロンボーン・プレイが光るスロー・ナンバー(2)、緩急をつけながらスリリングに展開す(3)、マンゲルスドルフ節とも言えるような彼独特の重厚フレーズが反復する(4)、クールでスウィンギーな大作(5)、そしてフリー・ジャズとハード・バップが絶妙な配分で融合された名曲(6)と、まさに聴きどころだらけです。最も脂ののりきっていた時期のクインテット・サウンドを是非お聴き逃しなく!
実のところ本作は、オリジナル・リリースよりなんと四半世紀もの間再発されたことが無かったというレア中のレア・アイテム。2007年に一度CDアルバムとして再発されましたが、現在は再び入手困難となっています。数量限定発売、しかもお求めやすい価格となっておりますので、決してお買い逃しありませんように!!!
ALBERT MANGELSDORFF / アルバート・マンゲルスドルフ