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名ギタリスト、ラリー・コリエル擁する最初期ジャズ・ロック・バンドの唯一作!
ジャズとロックを融合させ、フュージョンの先駆者としても活躍した名ギタリスト、ラリー・コリエルが在籍したユーヨークのグループ、ザ・フリー・スピリッツの67年唯一作がリイシュー。
名手、ルディ・ヴァン・ゲルダーが録音を手掛けた本作ではジャズ・ロック、ガレージ、ラーガ、サイケデリックなど多様なサウンド・アプローチを展開。ジャズのバックグラウンドを持つメンバーらによる冒険心旺盛な当時の熱気が伝わる名盤だ。ボーナス・トラックにシングル音源2曲を追加収録。
以下、解説より抜粋
これは嬉しい復刻だ。ラリー・コリエル、チップ・ベイカー、ジム・ペッパー、クリス・ヒルズ、ボブ・モーゼスからなる幻のグループ、ザ・フリー・スピリッツによる唯一のスタジオ・レコーディング・アルバムである。日本盤としての登場は、ひょっとしたら1969年に『アート・ロックの夜明け』という邦題でキングレコードから(しかもスモール・フェイシズ『Ogdens Nut GoneFlake』風、独自のジャケット・デザインで)リリースされて以来かもしれない。つまり彼らは、日本ではヴァニラ・ファッジ、クリーム、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル(サード・アルバムの旧邦題は『素晴らしきアート・ロックの世界』)等の流れで紹介されていたということになる。だがアメリカ盤の発表は67年。当時のロック界で2年の差は大きい。どこがアート・ロックなの?と感じたリスナーもいたに違いない。やりたいことや感じたことを思い残すことなく存分に注ぎ込んだような音作りに、サマー・オブ・ラヴ~サイケデリックの季節ならではの“時代の風”が吹きつける。安定感や行儀の良さなどどこにもないが、ふつふつと湧き出るエネルギーが快い。フリー・スピリッツの5人は、確かに青春を生きていた。
解説:原田和典
FREE SPIRITS / フリー・スピリッツ