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ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):ヴァイオリン・ソナタ第6番-第8番
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)/ラルス・フォークト(ピアノ)
テツラフのベートーヴェン・ソナタ初録音。記念の年に選んだ3曲に聴く「人間ベートーヴェン」への共感。
バッハからブラームスに至るドイツ音楽をレパートリーの中心とし、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲に至っては3度も録音しているテツラフですが、そのヴァイオリン・ソナタの録音は当盤までありませんでした。作曲家の生誕250年に選ばれたレパートリーは「春」でも「クロイツェル」も第10番でもない、作品30の3曲。テツラフは原盤解説の中で、ベートーヴェンは交響曲第3番や第5番に感じるヒロイズムや闇から光への闘争と勝利のイメージが強いが、実際はユーモアもあれば庶民的な悲喜こもごもの感情があったとし、この作品30には彼の心の諸相が等身大で描かれていると感じて共感を深めたことを選曲理由に挙げています。
第6番は晴朗な歌に満ちた作品で、モーツァルトやシューベルトのヴァイオリン曲に通じる雰囲気を持っています。第7番はベートーヴェンにとって特別な「ハ短調」で書かれ、感情の起伏が劇的に表現されています。とりわけ抒情的な第2楽章と、輝かしい勝利の代りに「嵐が降りかかってきたような」とフォークトが語る第4楽章の結尾は印象的。時に短調の陰影に傾きつつも、朗らかな躍動感に富む第8番についてテツラフは「人を悲しませるよりも幸福な気持ちにする芸術の方が偉大だ」と語っています。
原盤ブックレットには Friederike Westerhaus によるテツラフとフォークトへのインタビューが9ページにわたって掲載されており、今回の国内仕様盤解説書にはその全訳を掲載します。
(ナクソス・ジャパン)
【収録内容】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):
ヴァイオリン・ソナタ第6番 イ長調 Op. 30 No. 1
1. I. Allegro
2. II. Adagio molto espressivo
3. III. Allegretto con variazioni
ヴァイオリン・ソナタ第7番 ハ短調 Op. 30 No. 2
4. I. Allegro con brio
5. II. Adagio cantabile
6. III. Scherzo: Allegro
7. IV. Finale: Allegro ? Presto
ヴァイオリン・ソナタ第8番 ト長調 Op. 30 No. 3
8. I. Allegro assai
9. II. Tempo di minuetto, ma molto moderato e grazioso
10. III. Allegro vivace
【演奏者】
クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
ラルス・フォークト(ピアノ)
録音 2020年8月31日-9月2日
ゼンデザール、ブレーメン(ドイツ)
2021年10月発売 ODE-1392の国内仕様盤化
CHRISTIAN TETZLAFF / クリスティアン・テツラフ
ドイツのヴァイオリニスト