不穏で荒々しい音響がもたらす緊張感が特徴の3つの作品
不穏で荒々しい音響がもたらす緊張感が特徴の3つの作品
2,860円(税込)
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エルコレカ:チェロ協奏曲/ピアノ協奏曲 他
【収録内容】
ガブリエル・エルコレカ(1969-):
1-3. チェロ協奏曲「Ekaitza 嵐」(2012)
4-8. 3つのミケランジェロのソネット(2009)
4. I. Sonetto XVIII ソネット第18番
5. II. Interludio primo 間奏曲第1番
6. III. Sonetto XI ソネット第11番
7. IV. Interludio secondo 間奏曲第2番
8. V. Sonetto XXVII ソネット第27番
9-11. ピアノ協奏曲「Piscis 魚」(2021-22)
【演奏者】
アシエル・ポロ(チェロ)...1-3
カルロス・メナ(カウンターテナー)...4、6、8
フランソワ・カーディ(コルネット)...4-8
ヌリア・サンロマ(コルネット)...4-8
アルフォンソ・ゴメス(ピアノ)...9-11
バスク国立管弦楽団
ファンホ・メナ(指揮)
録音:2023年9月4-8日Miramon, Donostia San Sebastian(スペイン)
総収録時間:71分
1969年、スペインのバスク地方ビルバオで生まれたガブリエル・エルコレカは、地元で作曲を学んだ後ロンドンに留学し、王立音楽院でマイケル・フィニッシーに師事しました。彼の作品はスペインをはじめ、ヨーロッパ、アメリカ、ロシア、北京、日本で演奏され好評を博すとともに、数多くの賞も受賞しています。このアルバムに収録された3つの作品は、不穏で荒々しい音響がもたらす緊張感が特徴。チェロ協奏曲「Ekaitza」はバスク国立管弦楽団の創立30周年記念の作品で、チェロの不気味な下降音型が際立つ、まさに嵐(バスク語でEkaitza)のような音楽。第3楽章では民俗舞曲的な旋律も聴こえてきます。ピアノ協奏曲のタイトル「Piscis」はバスク語で魚。エルコレカ自身が魚座であることにちなみ、海を流れる水をイメージして書かれたといいますが、第1楽章冒頭から混沌としたオーケストラの響きと沸き立つような激しいピアノが強烈な印象を与えます。「3つのミケランジェロのソネット」は2つのコルネット(金管楽器ではなく古楽器)が独特の効果をあげています。古楽分野で特に名高いカウンターテナーのカルロス・メナがソリストを務めています。
ファンホ・メナはマドリードで学んだ後ミュンヘンでチェリビダッケに指揮を学びました。これまでにビルバオ交響楽団、カルロ・フェリーチェ劇場、ベルゲン・フィル、スペイン国立管弦楽団、BBCフィルなどで指揮者のポストを持ち、近年は日本も定期的に訪れています。
(ナクソス・ジャパン)
JUANJO MENA / フアンホ・メナ
スペイン出身の指揮者 (1965-)