1,595円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
【収録内容】
シャルル・ドワジー [c.1748-c.1807]
12の易しいエア
1. モデラート 1'12
2. ワルツ 0'56
3. ワルツ 1'21
4. セレナーデ(マエストーゾ~プレスト) 3'38
5. アンダンテ 1'36
6. コサック 2'17
7. ポロネーズ 2'19
8. アンダンティーノ~変奏 3'17
9. アンダンティーノ(シシリエンヌ)~変奏) 4'09
10. ロンド(アレグレット) 2'11
11. ワルツ 1'16
12. ワルツ 1'27
A.A.ルージョン=ボークレール [17??–18??]
リラ・ギターのための12のワルツと主題と変奏 Op.8
13. ワルツ 1 1'19
14. ワルツ 2 1'18
15. ワルツ 3 1'36
16. ワルツ 4 1'16
17. ワルツ 5 1'19
18. ワルツ 6 1'16
19. ワルツ 7 1'33
20. ワルツ 8 1'18
21. ワルツ 9 1'26
22. ワルツ 10 1'06
23. ワルツ 11 1'17
24. ワルツ 12 1'05
25. 主題と変奏 6'53
ピエール=ジョゼフ・プルーヴィエ [c.1750-1826]
リラ・ギターのためのアルマンド、ロンドー、ソトゥーズとアングレーズ
26. モデラート 1'22
27. アレグレット 1'07
28. モデラート 1'13
29. アレグレット 1'00
30. ポコ・アンダンテ 0'54
31. アレグレット 1'33
32. ポコ・アレグロ 1'02
33. アンダンテ 2'11
34. アレグレット 1'19
35. アレグレット 0'56
36. テンポ・ジュスト 2'09
37. ポコ・アンダンテ 1'08
ジャン=アントワーヌ・メソニエ [1783-1857]
リラ・ギターのための4つの夜想曲
38. 第1のロンド(グラツィオーゾ) 2'02
39. 第2のロンド(エスケルツァンド) 2'55
40. 第3のロンド (アレグレット・コン・グースト) 2'57
41. 第4のロンド (アンダンテ・エクスプレッシーヴォ - アンダンティーノ) 2'40
【演奏者】
ドメニコ・ラファシャーノ(リラ・ギター)
録音:2023年11月5日、イタリア、ミラノ、ブームボックス・スタジオ
新古典主義と古代ギリシャ趣味
フランス革命の少し前、18世紀の半ばから美術や建築で新古典主義様式が勢いを増す中、フランス貴族のサロンで流行していたのは古代ギリシャ趣味の演し物です。サロンは貴族の重要な収入源でもあるため、評判となった朗唱や演劇、音楽は繰り返し上演されやすく、古代ギリシャ詩の朗唱「アナクレオン律」でも、場を盛り上げ、音も出せる小道具として、大小さまざまなリラが用いられるようになります。
外観の装飾性と演奏の機能性を両立
そこに登場したのが、フランスの楽器製作者ピエール=シャルル・マレシャルが1780年に開発した「リラ・ギター」です。当初は「アナクレオン・リラ」と名付けられていたこの楽器は、リラとギターの特徴を併せ持つもので、リラの外観の美しさとギターの演奏機能を兼ね備えていました。
貴族から新興中産階級へ
1789年に始まったフランス革命によって貴族階級は略奪・虐殺の対象ともなって衰退しますが、その富の移動によって勃興した中産階級がサロン運営の担い手となり、新古典主義様式の流行も手伝って、ナポレオン帝政時代には「リラ・ギター」はヨーロッパ中に広まり、演奏だけでなく装飾品としても好まれるようになります(最近でもウィスキー「響」の容器デザインに使用されたりしています)。
専用楽曲を演奏
リラ・ギターは運用された期間が短いことから、専用楽曲は少ないですが、このアルバムでは、フランスの作曲家がリラ・ギターのために書いた作品が選ばれ、経験豊富なドメニコ・ラファシャーノによる典雅な演奏を堪能することができます。
ブックレット(英文)には、ラファシャーノによるリラ・ギターと作品解説が掲載。
(日本出版貿易)
DOMENICO LAFASCIANO