BRITTEN: WAR REQUIEM / BERG: VIOLIN CONCERTO / HARTMANN: CONCERTO FUNEBRE

HERBERT KEGEL ヘルベルト・ケーゲル

タワーレコード企画商品・限定販売 / SACDハイブリッド盤2枚組

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レーベル
BERLIN CLASSICS
国(Country)
GER
フォーマット
SACD
組数
2
規格番号
0303588BC
通販番号
1008915894
発売日
2024年09月28日
EAN
0885470035888
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商品詳細情報

※こちらはタワーレコード様企画の限定販売商品です。タワーレコード様店舗およびWEBでの限定販売が解除されるまでは、弊社にて新品のお取り寄せを承ることは出来ませんので、何卒ご容赦ください。
なお、限定販売が解除されますのは、発売から数ヶ月ないし半年以上経過してからになりますが、生産数に限りがあるセット物などは限定解除前に完売となってしまう場合もございます。あらかじめご承知おきください。

ケーゲル最晩年の1989年録音の「戦争レクイエム」と、アナログ収録のベルク含む協奏曲2曲を収録。初SACD化!
入魂の名作を渾身の指揮で応えるケーゲル随一の名演!
ブリテンは今回の発売のために本国所蔵のU-Maticで記録されたマスターテープから新規で復刻。
SACDハイブリッド化企画第36弾

★1990年11月に亡くなったケーゲルがその前年に残した、まさに遺産とも言うべき「戦争レクイエム」を初SACD化!この録音は同じく最後に来日した年である1989年にセッションで収録された音源で、レーベルによると何月の録音であったのかは正式に残っていないとのことですが、来日時の「運命」や「田園」、またアンコールで演奏されたバッハのG線上のアリアと同様に、人々の琴線の触れる演奏であることは確かです。ブリテンが元々作曲した背景が最晩年のケーゲルにどのような影響を与えたのか、もしくはこの曲を取り上げた経緯等は正式に伝わってきてはいませんが、収録時には伺い知ることができなかったケーゲル自身の内情が大きく作用しての結果なのかも知れません。尚、録音はルカ教会において当時の東独の粋を集めて収録されており、演奏もさることながら録音面でも秀逸です。特に声楽陣と合唱団は定評あるケーゲルの統率力により最強とも言える状態であり、リスナーに強く訴えかけてきます。「レクイエム」という曲、特にブリテンが訴えかける内容について何をケーゲル自身が最後に心情として残したかったのか、この録音を聴くと強く考えさせられます。ケーゲルにはETERNAにライプツィヒ放送交響楽団&合唱団、ソプラノのクーゼとテノールのシュライヤー他によるこの曲の旧盤が存在します('60年代後半の録音。ETERNA 8 25 906)。同じレーベルであえて再録音を行うことは東独時代においてはまずカタログの種類を増やすことを念頭に置いていたETERNAとしては珍しいことであり、ケーゲルの盤歴としても「カルミナ・ブラーナ」等、ごく僅かでしょう。あえてこの曲を収録した意図が後のケーゲル自身の行動に紐づくと考えるのは単なる憶測でしかないかも知れませんが、その後を知っているためリスナーにとってはどうしても想いを寄せてしまう録音であることは確かです。

初出時のカップリングは、1978年に収録されたペンデレツキの「広島の犠牲者に捧げる哀歌」(今回初出時のジャケットデザインを採用しておりこの曲の表記がありますが、今作には収録されていません)と、今回も収納しているベルクのヴァイオリン協奏曲でした。このうち、「広島の犠牲者に捧げる哀歌」は当シリーズでケンペのストラヴィンスキー&ブリテンのアルバム(2020年発売0301706BC)に収録されています。今回の復刻では、元々のベルクとLP初出時にカップリングされていたハルトマンを3曲目に追加しました。これらは1980年と翌年にケーゲル指揮で収録されたもので、マンフレッド・シェルツァーがソリストを務めています。このベルクもケーゲルによる珠玉の名演として知られており、透徹した美しさと冷徹なまでの表現を極限まで表出した演奏として高く評価されています。そしてオリジナルのカップリングではB面にハルトマンが収録されていました。この作品はナチスの台頭に対して憂慮したハルトマンが、第2次世界大戦勃発の1939年に「葬送協奏曲』」と副題を付けて完成したもので、必ずしも知られた作品ではありません。今回、同時にカップリングすることでアルバム全体としての統一感を持たせています。尚、ソリストはドイツのヴァイオリニストであり、ズスケの前任として短い期間ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のコンマスを務めていた時期もある実力者です。

今回該当するブリテンに関しまして、従来ETERNAのアナログ録音を中心にSACD化を進めてきましたが、デジタル録音を他レーベルに大幅に遅れて1985年以降くらいから導入してきた音源の中にも高音質化に相応しい録音が多くあることから、アナログ録音と同様にクリストフ・スティッケル氏によるマスタリングを導入した次第です。氏のマスタリング手法はデジタル音源であっても工程はアナログ録音との相違はそれほどなく、元々の本国所蔵のオリジナルの「U-Maticテープ」(現在再生できる設備は世界的にも非常に少なくなっています)からあえて一旦アナログ化を行った上で、その後は従来通りアナログ領域においてリマスタリングを行う方法を採用しています。これにより、元マスターの記録方法は異なるとは言え、従来のアナログ・マスターでのマスタリングと比較し違和感なくSACD化を行うことができました。その音質をぜひ、ご確認ください。

ブリテン以外に関しましては今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。今回の復刻に限らずこの企画では、日本にある本国からのコピーマスターからではなく、本国のオリジナルのマスターテープに遡ってマスターを一から作り直していますので、良質なテープのコンディションを基にした一世代上の品質を存分に味わうことができます。現在考えられる限りの理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナル・マスターテープの外箱の写真もカラーで掲載してあります。

[マスタリング詳細]マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。 現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
"オリジナル・デジタル録音におけるETERNAピュア・アナログ・リマスタリング"(ブリテン)
本国所蔵のU-Maticで記録されたマスターテープからデジタル音源を抽出後、アナログ領域でリマスタリング
SACD層:上記を経てDSDにダイレクト・コンバート
CD層:同様に上記を経て44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸

"ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング"(ブリテン以外)
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
(タワーレコード)


※タワーレコード限定販売。輸入盤仕様。ステレオ録音
※世界初SACD化。SACDハイブリッド盤。歌詞対訳なし(音源はドイツ語とラテン語の混合歌唱)
※2024年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル氏)、
※オリジナル・デジタル録音におけるETERNAピュア・アナログ・リマスタリング(本国所蔵のU-Maticで記録されたマスターテープからデジタル音源を抽出後、アナログ領域でリマスタリング) (ブリテン)
※SACD層:上記を経てDSDにダイレクト・コンバート (ブリテン)
※CD層:同様に上記を経て44.1kHz/16bit化 (ブリテン)
※本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用しダイレクトにDSD化。CD層も別系統で直接高品位でPCM化 (ブリテン以外)
※SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化 (ブリテン以外)
※CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化 (ブリテン以外)
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも一部掲載)
※スリムケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ、ドロップアウト等が一部にございますが、ご了承ください。
※日本語帯付(帯裏面に平林 直哉氏の解説付)。解説書独文仕様、解説書内にオリジナル・マスターテープの外箱写真をカラーで掲載


【収録内容】
[DISC1]
1. ベンジャミン・ブリテン:「戦争レクイエム」 作品66 サンクトクトゥスまで
[DISC2]
1. ベンジャミン・ブリテン:「戦争レクイエム」 作品66 アニュス・デイから
2. アルバン・ベルク:ヴァイオリン協奏曲 (1935)
3. カール・アマデウス・ハルトマン:ヴァイオリンと管弦楽のための「葬送協奏曲」 (1939)

【演奏者】
カーリ・レヴァース(ソプラノ)、 アントニー・ローデン(テノール)、
テオ・アダム(バス・バリトン)、 ハンス=ユルゲン・ショルツェ(オルガン)
ドレスデン少年合唱団、 ライプツィヒ放送合唱団、ゲルト・フリッシュムート(合唱指揮) 以上(1)
マンフレッド・シェルツァー(ヴァイオリン) (2,3)*
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)


*今回日本語のくるみ帯に「シュルツァー」との表記がありますが、正しくは「シェルツァー」です。申し訳ございませんが予めご了承ください。

【録音】
1989年 (1)、 1980年3月26-27日 (2)、 1981年1月12-15日 (3) ルカ教会、ドレスデン

【Original Recordings】
Musikregie & Tonregie: Claus Struben, Horst-Dieter Kappier (1)、 Musikregie: Eberhard Geiger、 Tonregie: Horst Kunze (2,3)

【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル

【原盤】
Berlin Classics

【First Release】
Berlin Classics 0010122BC、ETERNA 8 27 653 (2,3)