黒人ミュージシャンによるカントリーの新解釈アルバムとしてアメリカの音楽界全体を一変させた1962年の『Modern Sounds In Country And Western Music』VOL.1、VOL.2が、50年ぶりに独立したアルバムとして初めてオリジナルの形で再発売!まさにレイを天才と言わしめた重要作。「You Are My Sunshine」、「Your Cheating Heart」などヒット曲収録。
50年代にアトランティックで「ホワッド・アイ・セイ」など多くのヒットを飛ばし、R&B、ゴスペル界で頂点を極めたレイ・チャールズだが、60年代に入るとアトランティックを離れ、ABC/パラマウントと契約する。そこでリリースしたポピュラー・ソング「我が心のジョージア」がナンバー1・ヒットを記録。そして1962年に自身のレコード会社タンジェリン・レコードからリリースしたカントリー・ミュージックの新解釈アルバム『Modern Sounds in Country and Western Music』、そしてシングル「I Can't Stop Loving」もビルボード・ポップ・チャートで1位を獲得。翌年のグラミー賞も受賞し、黒人ミュージシャン、さらにカントリーの中でも最も売れたアルバムとなった。そしてわずか6か月後にリリースされたVolume 2も前作同様、高い評価を受け、同じくナンバー1となった「You Are My Sunshine」を初め多くのヒット・シングルを生みだした。この2作品は、ポピュラー音楽の流れを変え、レイ・チャールズが天才と呼ばれる証しとなっている。