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※四六判並製:576頁(うち、カラー128頁)
1950〜60年代の日本で主役を務めていた10インチ盤の中から古典邦楽約700枚を選りすぐり紹介
LPレコードの生産が開始されてからしばらくの間、1950〜60年代の日本では10インチ(25センチ)サイズのレコードが主役を務めていました。SPレコード時代の遺産を受け継ぎながら、のちの12インチ・アルバム全盛の時代を準備する約10年間——日本の音楽史において極めて重要なこの時期に制作された古典邦楽の10インチ盤の中から約700枚を選りすぐり、レコードに刻まれたさまざまな物語とともに紹介します。長唄、歌舞伎舞台、義太夫節、古曲、常磐津節、清元節、新内節、端唄、うた沢、小唄、俗曲、都々逸、お座敷遊び、雅楽、能、狂言、箏曲、地歌、尺八、琵琶、詩吟、浪曲、お祭、囃子、太鼓、民謡、さらにわらべうた、童謡、文部省唱歌といった子供向けの音楽に至るまで、珠玉のレコードが皆様を「古典」の世界へお連れします。
著者:岡島豊樹(おかじま・とよき)
昭和31年、石川県羽咋市柴垣町出身。主な職歴:ジャズ喫茶勤務、『季刊ジャズ批評』誌編集人、他。共著に『女性ヴォーカル THE EXCITING JAZZ BOOKS』(アドリブ)、『柴垣事典-ネタ帳-』(石川県羽咋市柴垣町町会)。単著に『ソ連メロディヤ・ジャズ盤の宇宙』『東欧ジャズ・レコード旅のしおり』『地中海ジャズの歴史と音盤浴案内』(3冊ともカンパニー社)。
▼目次
●古典邦楽十吋LP事始
●日本音楽教材盤小史
●顔見せ展覧会
●その一
長唄/歌舞伎舞台
●その二
義太夫節
●その三
古曲/常磐津節/清元節/ 新内節
●その四
端唄/うた沢/小唄/俗曲・都々逸・お座敷遊び
●その五
雅楽/能・狂言
●その六
箏曲・地歌/尺八
●その七
琵琶/詩吟
●その八
浪曲
●その九
お祭・囃子・太鼓/民謡
●その十
わらべうた/童謡/文部省唱歌
岡島豊樹
ジャズ喫茶イントロ(高田馬場)勤務を経て、 「季刊ジャズ批評」誌編集人(1983–2001)、「Jazz Brat」誌編集兼発行人(No. 1–9 : 2002–2006)、「東欧ロシアジャズの部屋」(web)管理人など。ソ連~ロシア関連の文章:「モスクワ・ジャズ2007」(『現代ジャズ文化研究 ―ヨーロッパ・ジャズを中心とする比較文化論的考察』新潟大学人文学部発行、2008年)、「フォーク・ジャズの諸相―ソ連末期から今日まで」(『ソ連邦崩壊前後におけるアンダーグラウンド芸術の変容に関する研究』新潟大学人文学部発行、2015年)、「アゼルバイジャンのジャズ事情 ―feat.ムガム・ジャズ 」(『1980年代ソ連のグローカル・アヴァンギャルド ―地方都市の前衛芸術に関する研究』新潟大学人文学部発行、2017年)、「エストニア・ジャズの100年史」(『Jazz Perspective』 Vol. 16、ディスクユニオン、2018年)、「ロシア・ジャズ人名事典」(『Jazz Perspective』 Vol. 18、ディスクユニオン、2019年)、「ロシア/ソ連ジャズのレコード・ジャケット展」(同前)他。社会主義時代の東欧諸国のLP盤(国営レコード会社発売)の世界を整理中。