4,125円(税込)
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エドワード・エルガー(1857-1934):
【収録内容】
オラトリオ「ゲロンティアスの夢」 Op. 38(1899-1900)
【CD1】
1-6. パート1
【CD2】
1-9. パート2
【演奏者】
天使…クリスティン・ライス(メゾ・ソプラノ)
ゲロンティアス、ゲロンティアスの魂…ジョン・フィンドン(テノール)
僧、苦悩の天使…ロデリック・ウィリアムズ(バリトン)
ヘルシンキ音楽センター合唱団(合唱指導…ニルス・シュヴェッケンディーク)
ケンブリッジ大学交響合唱団(合唱指導…デイヴィッド・ヤング)
ドミナンテ(合唱指導…セッポ・ムルト)
ヘルシンキ室内合唱団(合唱指導…ニルス・シュヴェッケンディーク)
ケンブリッジ・クレア・カレッジ合唱団の卒業生(合唱指導… グレイアム・ロス)
フィンランド放送交響楽団
ニコラス・コロン(指揮)
録音:2024年4月5日(ライヴ)ヘルシンキ・ミュージック・センター(フィンランド)
総収録時間:約91分
エルガーの「ゲロンティアスの夢」は、オックスフォード大学の著名な神学者、学者、司祭でもあったジョン・ヘンリー・ニューマン枢機卿(1801–1890)の同名の幻想的な詩を用いたオラトリオ。作品はゲロンティアス(主人公)の臨終の祈りに始まり、死後の目覚め、審判、そして煉獄への旅が3人の独唱者、合唱、オーケストラによって切れ目なく描かれます。エルガーは原稿の最終ページに「This is the best of me これが私の最高の作品だ」を書き記したほどの自身作でしたが、1900年10月3日、バーミンガム音楽祭での初演(ハンス・リヒター指揮)では批評家たちから作品として一定の評価を得たものの、準備不足や合唱・ソリストの質の問題もあって一般の聴衆からの支持を得ることはなかったようです。その後、入念な準備を行いドイツで2回上演された際には、上演を聴いていたリヒャルト・シュトラウスが大絶賛、そして1903年のロンドン初演以降、英国内での評判が確立。最終的には「ゲロンティアスの夢」はオラトリオの主要作品、そしてエルガーが書いた最高傑作の1つとして正当に評価されるようになりました。2021年からフィンランド放送響の首席指揮者(英国人として楽団史上初)を務める二コラス・コロンにとって、この演奏会とライヴ録音は一つの節目となるものでした。母国の記念碑的作品の上演に際して英国からすぐれたソリストを招いたのみならず、母校ケンブリッジ・クレア・カレッジ(コロンはオルガン・スコラーを務めていた)の合唱団を招いての合同演奏という、個人的にも熱のこもった企画。演奏もこれにふさわしい高揚感を聴かせます
(ナクソス・ジャパン)
NICHOLAS COLLON / ニコラス・コロン
イギリスの指揮者、鍵盤奏者、ヴィオラ奏者 (1983-)