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自らをアブストラクト・ポストパンクと評し、普通のロック・バンドの編成とは異なるアンサンブルPot-pourri(ポプリ)が、2022年5月に発表された2ndアルバム『Diary』(ダイアリー)以来となる、3rdルバム『Eraser, Pencil』(イレイザー、ペンシル)を遂にリリース!!!
ポプリよ、オンガクの消しゴム&エンピツになれ!
ニッポンのヤワなミュージックヒストリーをゴシゴシ消してガシガシ書き直せ!
- 佐々木敦(HEADZ)
『Eraser, Pencil』は前作『Diary』からさらに開けて、様々な離別を切なくも軽やかに歌う、インディ・ポップからプログレッシヴ・パンク、マシン・ファンクからギター・アンビエントに至るヴァラエティ溢れる楽曲を収録したPot-pourri流ポップ・アルバムとなっている。前作以来精力的に展開してきたライヴの成果がつぎ込まれた、バンドらしい空気が多くの曲に存在している。
また以前より交流があり去年(2024年)新曲「あなたがここに来るまでに用は済みそう」「風俗」をリリースしたLanesの田村悠二、一昨年(2023年)にSawawoと液晶がPot-pourri [SNR]として共演した滝沢朋恵、去年(2024年)に共演したCatastrophe Balletのギタリストを務め背前逆族・天使乃聲(Pot-pourriのシバサキも参加するJ・A・シーザーのカヴァーバンド)・ILL BONE等でも活躍する浮乃、去年アルバム『Second ommunication』をリリースし企画に携わった即興コンピ『JET STREAM OF PSYCHIC YOUTH』も話題を呼んでいるオルタナティブ・ロック・バンドPSP Socialといった、現在のインディ・シーンの熱気を伝える多様なゲストが参加している。
多様な曲が収められているものの、全体的にはSawawoが影響を受けてきたmid '80s的なUKニュー・ウェーヴから、StereolabやTortoiseといったJohn McEntireワークスのポスト・ロックに受け継がれたような、実験的ながら親しみやすい空気感の作品となっている。またUKニュー・ウェーヴに連なるバンドとしてのL'Arc~en~Cielやスピッツ、ART-SCHOOL、For Tracy Hydeとも通じるポップ感や、The Sea and CakeやLCD SoundsystemにあるDavid Bowie的要素のような、インディ・ロック的に表れたグラマラスなセンスも根底に存在している。
前作に続いて全曲を担当するRyo Nagaiのミックスはさらにドラスティックに各曲を生かすようなものになった。FenneszやRafael Toralとも通じるようなギターのエディットによる表現だったり、彼の幼少期からのルーツであるThe Orbのようなアンビエント・テクノを引き継ぐテクスチャー作り、ダビーなローエンドの処理といった音響表現は、多種多様な収録曲それぞれの個性を伸ばしている。マスタリングも前作に続いてROVOの益子樹が担当しており、微に入り細を穿ったアレンジ・ミックスによる空気感を前作以上に高めている。
アートワークとデザインも前作『Diary』に引き続き、建築漫画家として活躍する芦藻彬が担当し、Pot-pourriの音楽を立体物のCD装丁を含めたヴィジュアルで表現している。
★ディスクユニオンオリジナル特典 : CD-R★
収録曲:Dressed in Black (Instrumental)
※特典は無くなり次第、終了となります。
Pot-pourri