SILVA (LUCIO SILVA SOUZA) シルヴァ
原点回帰ともいえるロマンチックなラブソングを集めたシルヴァの'24作が待望のアナログ化!ヴェロカイ、マルコス・ヴァーリもゲスト参加!
SILVA (LUCIO SILVA SOUZA) シルヴァ
原点回帰ともいえるロマンチックなラブソングを集めたシルヴァの'24作が待望のアナログ化!ヴェロカイ、マルコス・ヴァーリもゲスト参加!
11,000円(税込)
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シルヴァが18歳の時、ギターの先生に自身の曲を見せるとこう言われたのだという。「いいね…ファビオ・ジュニオールになりたいのかい?」 当時、ロス・エルマノスなどインディーズの大ファンだった彼は、この言葉を半ば挑発的かつ不適切だと感じたのだった。 最近、このエピソードを振り返ったシルヴァは、兄でありマネージャーでありパートナーでもあるルーカス・シルヴァが、本作『Encantado』の曲作りの最中だった彼にこう尋ねられたことも明かしている。「ヘイ、おまえは自分がロマンチックな歌手だって分かっているのかい?」
「ずっとそのことで悩んできたんだ」とシルヴァは説明する。「愛について歌うという概念を受け入れるのが難しかった。尊敬する人たちが『美しすぎるものなんてない』と言っていたのを批判されたんだと思った。でも、少し成長して、それがまさに自分の本質なんだと気づいた。優しくて、愛情深くて、キュート。私はロマンチックな歌手。そして、このアルバムでは、その言葉に抗いたくなかったんだ」
その後、シルヴァは自宅スタジオでビート、音色、ハーモニーの音楽的探求を始め、その過程は『Encantado』へと結実する。この過程で、彼はサンプル音を元にピアノでハーモニーを創り出し、アルバムの1曲目となるこの曲を制作した。これが、後に続く「Girassóis」への道筋を開いた。この曲では、巨匠アルトゥール・ヴェロカイが弦楽器と金管楽器のアレンジで参加している。この曲は、明るくモダンでありながら、精巧でポップな軽やかさを湛えており、アルバム全体のトーンを決定づけている。「カバーにひまわりが描かれているのは偶然ではない」とシルヴァは指摘する。
ルーカス・シルヴァの歌詞と、シルヴァとアンドレ・ペスチによりプロデュースされれたラブソング集である本作は、自身の原点につながる芸術の道に戻り、新たな方向性を投影した作品と言えるだろう。マルコス・ヴァーリ、カルミーニョ、ガブリエレ・レイチ、レシ・ブランダン、ホルヘ・ドレクスレルといったゲストが与える彩はもちろん、シルヴァ自身がはじめて手掛けたというミックスがもたらす絶妙な低音にも注目だ。
あえて例えるならトロピカルなダフト・パンク、ボサノヴァにインスパイアされたザ・ウィークエンドとでも言えるだろうか。ブラジルを代表するシンガー・ソングライターへと成長したシルヴァの原点回帰にして集大成ともいえる一枚だ。
• LP transparente 180g
• Capa simples
• Encarte com letras
• Obi
SILVA (LUCIO SILVA SOUZA) / シルヴァ
Lúcio Silva Souza