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MARIAとNOELによるクィア・アナキスト・ブラック・メタル・デュオRAGANAと、KYLE BATESによるスロウコア/エクスペリメンタル・プロジェクトDROWSEを中心に、アメリカ北西部のヘヴィ・ミュージックとドローン/アンビエントの境界線を押し広げてきたポートランド/オリンピア周辺のアーティストたち。彼らは2010年代を通じて、ブラック・メタル、ポスト・ハードコア、スロウコアの交点で、政治性と個人的な感情を強く刻んだ作品を複数のレーベルから発表してきました。
1980年にワシントン州で起きたセント・ヘレンズ山の噴火と、その灰が太平洋岸北西部の広い地域にもたらした影響を「ASH SOUVENIR」としてとらえ直すところから始まったのが本作です。2024年のオランダ、ティルブルフで開催されたROADBURN FESTIVALのために委嘱され初演されたコラボレーション作品で、その後ワシントン州アナコーテスのUNKNOWN STUDIOで録音されました。MARIAとKYLEが家族の介護や喪失に向き合うために太平洋岸北西部へ戻った経緯や、NOELの祖母が1940年代の占領下ラトビアからアメリカへ渡り、ワシントン州シェルトン近郊の森の中で孤立と自立に満ちた生活を送った歴史など、個人的な記憶と土地の歴史が強く結び付いています。
重いギターとスクリームがスロウテンポで積み重なる"IN ETERNAL WOODS PTS. 1-3"、ノイズを抑えたギターと囁くようなヴォーカルが互いの息遣いを映し出す"AFTER IMAGE"、徐々に歪みとノイズが増していく"IN ETERNAL WOODS PT. 4"、静かなアルペジオとコーラスから一気に激しいバンド・アンサンブルへ移行する"ASH SOUVENIR"の4曲で構成されます。RAGANAのブラック・メタル由来のリフと叫び声に、DROWSEのドローンやフィールド・レコーディング的なテクスチャーが絡み、親密なささやきと極端な轟音が一枚の中で何度も入れ替わる構成。終盤に繰り返される"THERE IS NOTHING TO LOSE"というフレーズは、個々の喪失体験と地域に残る火山灰の記憶を重ねながら、破壊と再生の両方を受け入れる決意として響きます。
HAVE A NICE LIFEやWOLVES IN THE THRONE ROOM、PLANNING FOR BURIAL、LINGUA IGNOTA、MIDWIFEといったダークなインディ・シーンやポスト・メタル/ドゥームのリスナーにも届く、太平洋岸北西部の気候と歴史をそのまま飲み込んだコラボレーション作です。
RAGANA & DROWSE
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