7,810円(税込)
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ノイズとメロディのせめぎ合いで90年代初頭のUKインディを切り拓いたオックスフォードの元祖シューゲイズ/オルタナ・バンドRIDE。『NOWHERE』や『GOING BLANK AGAIN』でギター・バンドの新しいダイナミクスを提示した彼らが、解散と長いブランクを経て2010年代後半に活動を再開し、再びステージとスタジオの両方で存在感を取り戻してきた時期の2017年通算5枚目、およそ20年以上ぶりのフル・アルバム。
DJ/プロデューサーとして知られるEROL ALKANが全面プロデュースを担当し、ARCTIC MONKEYSやSMASHING PUMPKINS、THE KILLERSを手がけてきたALAN MOULDERがミックスを担当するという布陣で、初期CREATION RECORDS期のギター・バンド感覚と現在のインディ/オルタナのサウンドを橋渡ししています。かつてRIDEと共に仕事をしてきたMARK BOWENやDICK GREENと再びタッグを組むことになったことも含め、2010年代版の再出発を象徴する一枚です。
重いビートと多層コーラスが社会への苛立ちをにじませる"LANNOY POINT"、歪んだギターとフックの強いサビでシングルらしい高揚を生む"CHARM ASSAULT"、多重コーラスとドラムのうねりで現代英国の閉塞感を描く"ALL I WANT"、スロウで浮遊感のあるアレンジが家庭や記憶の感覚をやわらかくなぞる"HOME IS A FEELING"、終盤に巨大なノイズの嵐を噴き上げる"WEATHER DIARIES"、ハイトーンのメロディとリズムの切り替えが耳に残る"CALI"など、ギター・ノイズとポップ・ソングの両面がバランスよく配置されています。インタールード的な"INTEGRATION TAPE"がもたらす実験的な質感や、"IMPERMANENCE"、"WHITE SANDS"の余韻ある流れまで、アルバム全体でダイナミックに起伏を描きます。
90年代初頭のシューゲイズやオルタナへの憧憬を保ちながら、2010年代の政治状況や個人的な時間感覚を織り込んだ歌詞と、厚みのあるサウンド・メイクが現在進行形のバンドであることをはっきりと示す内容。過去の名作をなぞるのではなく、成熟したソングライティングとアンサンブルでRIDEらしさをアップデートしている点が魅力です。
長い沈黙を超えて戻ってきた4人が、これまでの歩みと2010年代以降のリアリティをひとつの流れにまとめ上げた、復活期RIDEのスタート地点となる力強い一枚です。
2LPカラー・ヴァイナル仕様限定盤。
RIDE / ライド
1988年、英オックスフォードで結成。メンバーはMark Gardener(G/Vo)、Andy Bell(G/Vo)、Steve Queralt(B)、Laurence Colbert(Dr)の4人。1990年に Creationよりデビュー・アルバム『Nowhere』をリリース。1992年のセカンド・アルバム『Going Blank Again』、1994年のサード・アルバム『Carnival of Light』はそれぞ れUKチャートの5位を記録しヒットするも、1996年の4枚目のアルバム『Tarantula』のリリースを前に解散。2001年の一時的な再結成を経て、2014年に本格的な活動を 再開。2017年には21年振りとなるアルバム『Weather Diaries』をWichita Recordingsよりリリース(UKチャート11位)。2019年には6枚目のアルバム『This Is Not a Safe Place』(UKチャート7位)をリリースした。