HALEY HEYNDERICKX & MAX GARCIA CONOVER
WOODY GUTHRIEの精神を手掛かりにアメリカの現在とルーツを見つめ直す2人のソングライターによるフォーク・ドキュメント!
HALEY HEYNDERICKX & MAX GARCIA CONOVER
WOODY GUTHRIEの精神を手掛かりにアメリカの現在とルーツを見つめ直す2人のソングライターによるフォーク・ドキュメント!
3,190円(税込)
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現代USフォーク・シーンの静かな抵抗歌を紡いできたアメリカの男女シンガー・ソングライター・デュオ、HALEY HEYNDERICKX & MAX GARCIA CONOVER。US西海岸と北東部の異なる土地で活動してきた2人が、それぞれソロ名義の作品で培った詩情豊かなソングライティングとギターの指さばきを、共同名義の作品で徐々に交差させてきました。
本盤はWOODY GUTHRIEの言葉や評伝を読み込みながら約一年をかけて書きためた曲を軸に、アメリカという土地の歴史と現在を自分たちのストーリーに引き寄せていった作品。プエルトリコにルーツを持つMAX GARCIA CONOVERと、フィリピンにルーツを持つHALEY HEYNDERICKXが、植民地主義の残響や世代ごとのアイデンティティ、商業主義の圧力、社会的公正を歌で語ることの難しさをテーマにしています。ヴァーモントの納屋に集まり、ギターと声、いくつかの打楽器だけでテープに一気に録音したというプロセスから、ラフさと集中力が同居した空気が伝わります。
穏やかなアルペジオと寄り添うハーモニーで個人的な祈りを差し出す"SONG FOR ALICIA"、資本主義社会の言葉と広告に取り囲まれた生活を鋭い比喩で掘り起こす"MARKETER"、ノイズを含んだギターと低く語りかける声で暴力と恐怖の影を描く"BOARS"、フィリピン系アメリカ人作家カルロス・サンパヤン・ブロサンの言葉を手がかりに移民と労働の歴史を軽やかにたどる"IN BULOSAN'S WORDS"、ノスタルジックなメロディとざらついた空気で1981年のアメリカ北東部を個人史とともに掘り起こす"BUFFALO, 1981"、乾いたストラムとリフレインで水資源と境界線の問題を重ねる"RED RIVER DRY"など、具体的な地名や人名を織り込みながら社会的テーマを身近な関係性の物語へ落とし込んでいく曲が並びます。2人のギターが時にユニゾンで、時に対話するように絡み、声の重なりが決意と優しさの両方を伝える構成です。
WOODY GUTHRIE以降のプロテスト・フォークの系譜と、自身の家族史やアイデンティティを地続きにしながら、今の言葉と音で静かに問いかけるアルバムです。
HALEY HEYNDERICKX & MAX GARCIA CONOVER