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シューゲイザーの先駆者として多大な影響力を持ちながら、見事な方向転換を利かせたブリットポップ時代でチャートを席巻したイングランド・ウォラシー出身のTHE BOO RADLEYS。その型破りな軌跡で常に飽くなきサウンドを特徴としてきた彼らは1988年に結成し、地元のインディー・レーベルからミニ・アルバム『ICHABOD AND I』を発表してデビュー。MY BLOODY VALENTINEなどを中心とした当時のシューゲイザー・バンドの立ち位置にいたが、1995年のシングル"WAKE UP BOO!"がトップ10ヒットに輝いたことでバンドはブリットポップの幕開けを告げた。本楽曲は史上もっとも気分が良くなる曲として広まり、日本のテレビ番組ではテーマソングとして使われたこともある。
ここからリヴァプールの伝統感じるポップ・サウンドへと切り替えたバンドは功を奏し、同年発表のアルバムで全英1位を獲得。しかしその後、ヒット曲が生まれることはなく年々チャートのランキングが沈んでいく中でバンドは解散を発表。それから22年後の2021年に再結成を果たし、シングルをリリース。翌年にはアルバムも発表するなど華々しい復活を遂げた。2025年には"LAZARUS"がテレビアニメ『LAZARUS ラザロ』のED曲に選ばれ話題に。渡辺信一郎監督にインスピレーションを与えたこの楽曲は作品タイトルにもなっている。
そして今、SIMON ‘SICE’ ROWBOTTOM、TIM BROWN、ROB CIEKAの3人が長年培ってきたインスピレーションがこれまで以上に力強いことを証明するように新作『IN SPITE OF EVERYTHING』をリリースする。本作はTIM BROWNの長男の死をきっかけに制作された。シンセサイザーが先頭を切る混迷としたサウンドが永遠と頭の中を巡るシングル"LIVING IS EASY"は、心を整理できず、ただ佇むしかない無力感やショックで視界が歪んでいく様子を描いているような目まぐるしさが中毒になっていく催眠的ナンバー。身近に起きた悲惨な出来事を通して、これまでの社会と自身の人生を包みこんできた悲しみと今一度向き合ったTHE BOO RADLEYSの最新作。

BOO RADLEYS / ブー・ラドリーズ
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