1970年代のJames Brown を支えたバック・バンド、The J.B.'s のリーダーであるトロンボーン奏者Fred Wesley が1972年に制作し、お蔵入りになっていた幻のアルバムが未発表の6曲と初CD化の4曲を加えて遂に登場!
Wesley のプレイヤーとしての才能とアレンジ力を最高に評価していたJames Brown の提案で制作され、「Back Stabbers」「Watremelon Man」という2枚のシングルがリリースされながら、最終的にアルバムの発表がキャンセルになった、といういわくつきの作品。しかも当時NYのスタジオでレコーディングに参加したバック・ミュージシャンのメンツがこれまたスゴすぎで、Randy Brecker (trumpet)、Michael Brecker (sax)、Joe Farrell (sax)、Eddie Daniels (sax)、Steve Gadd (ds)、Ron Carter (b) という、その後のジャズ/フュージョン・シーンで華々しい活躍を見せていく錚々たる顔ぶれを見ただけでも、プロデュースを買って出たJames Brown の本気度が伝わる。
そして制作から何と39年という長い年月を経て実現したこの復刻では、Wesley とJames Brown が描いていた全9曲のオリジナル部分に、当時のシングル盤レコード収録曲でこれが初CD化となる4曲を追加した全13曲を収録。しかも9曲のオリジナル部分で既発表なのは3曲のみで、残る6曲はこれまで未発表のお宝音源。Herbie Hancock の1962年のヒット曲をカヴァーした先述のシングル「Watremelon Man」で幕を開け、James Brown 「Get On The Good Foot」、Bill Withers 「Use Me」、Gilbert O'Sullivan 「Alone Again (Naturally)」といった当時の最新ヒットを次々と取り上げたサービス精神全開の超ストレートな選曲で展開されていきながら、その演奏が生み出す奥深いグルーヴは、70's ジャズ・ファンクの最高峰とも言うべき極上の輝きを放つ。 (メーカーインフォメーションより)
