ジャズ/インスト界の新生ギタリスト、Carlo Filipe のデビュー作。ギタリストとしてセンスも然ることながら、艶やかで悲哀も感じさせる見事なハーモニーを創造。ブルージーかつ、ナチュラルな自作オリジナル曲の他、シコ・ブアルキ(M3, 13)、 トニーニョ・オルタ(M5)、ジャヴァン(M8)などのMPB、ピシンギーニャ(M14)、ヴァルヂル・アゼヴェード(M16)といったショーロへのアプローチ見事。サンバ/ボサ・ノヴァ、そしてブラジル・インストに至るまで、幅広く音楽に精通しているからこそできる業。中でも特に素晴らしいのは、御大エルメート・パスコアルのカバーM7、11。 Carlos Malta, Paulo Sérgio Santos, Robertinho Silvaという実力者のサポートも、Carlo Filipeというプレイヤーの実力の証である。