グリーグ: 劇付随音楽「ペール・ギュント」より、他

EDO DE WAART エド・デ・ワールト

限定生産・SACDハイブリッド盤

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レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSD90205
通販番号
CL-1007961550
発売日
2019年09月10日
EAN
4907034222780

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商品詳細情報

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限定生産・SACDハイブリッド盤

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北欧の透明な美感を伝えるグリーグの名演。黄金時代のフィリップス・サウンドの最優秀録音が Super Audio CDハイブリッドで蘇る。


■ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CD ハイブリッド・ソフト

オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で確固たる評価をいただいている ESOTERIC 名盤復刻シリーズ。発売以来 LP時代を通じて決定的名盤と評価され、CD 時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤を高音質マスターから DSD マスタリングし、世界初の Super Audio CD ハイブリッド化を数多く実現してきました。当盤は、デジタル初期に発売され、その演奏・録音のクオリティの高さで知られるフィリップスの名盤からグリーグ作品を 1枚にカップリングしての世界初 Super Audio CD ハイブリッド化です。


■アナログ後期~デジタル初期のレコード界を彩ったデ・ワールト

1960年代に彗星のごとく登場し、アナログ時代後期からデジタル初期にかけて、綺羅星のごとき名盤を続々と世に送り出したオランダの名指揮者エド・デ・ワールト(1941年アムステルダム生まれ)。音楽的な家庭で育ち、スヴェーリンク音楽院でオーボエとピアノを学び、アムステルダム・フィルのオーボエ奏者を経て、1963に名門アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席オーボエ奏者として音楽家としてのキャリアをスタートさせました。オーボエ奏者としての活動に飽き足らず、フランコ・フェラーラらに指揮を師事し、1964年、23歳の時にミトロプーロス指揮コンクールで優勝。バーンスタイン/ニューヨーク・フィルとハイティンク/コンセルトヘボウ管のアシスタントを経て、1967年、26歳でオランダ管楽合奏団とロッテルダム・フィルの指揮者に任命されました。
ハイティンク以来の自国の有望株ということでデ・ワールトの才能にいち早く注目したフィリップス・レーベルは、1969年からオランダ管楽合奏団との録音を開始。デ・ワールトの 1973年のロッテルダム・フィル音楽監督就任後は同フィルとの録音を行ない、プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」、ムソルグスキー「展覧会の絵」、サン=サーンスの交響曲第 3 番「オルガン付き」、ラフマニノフの交響曲全集など、ロマン派以降の大規模なオーケストラ作品をアナログ完成期の充実したフィリップス・サウンドによって捉えたフレッシュな名演の名録音盤が続々と生み出されたのでした。


■初期デジタル時代に話題を呼んだデ・ワールト&サンフランシスコ響の名盤

1975年、デ・ワールトはサンフランシスコ交響楽団と初共演し 当時の音楽監督小澤征爾に請われて翌年から首席客演指揮者、そして 1977年には音楽監督に就任し、アメリカでの基盤を確立。同響との演奏活動が熟するのを待ったかのように、音楽監督就任後 4年を経た 1981年に、ようやくレスピーギ・アルバム(ローマの松・噴水)を引っ提げてフィリップスへの録音を開始しています。これは奇しくもデジタル録音の到来時期にあたり、デ・ワールトはロッテルダム・フィルとの録音レパートリーの延長線上で、サン=サーンス「オルガン付き」の再録音、スティーヴ・ライヒ作品集、マーラーの交響曲第4番、ワーグナーの交響曲など、フィリップスによるデジタル初期の重要なオーケストラ録音を生み出したのでした。


■発売当初から高評価の「ペール・ギュント」

今回 Super Audio CD ハイブリッド化されるグリーグの「ペール・ギュント」は、このコンビがフィリップスに残したデジタル録音の中でも発売当初から最も高く評価されていたもので、アナログ時代のビーチャム盤やバルビローリ盤に倣い、組曲版ではなく全曲盤から聴きどころ12曲を抜粋して登場順に並べるという形を取っているのが大きな特徴です。アメリカのオーケストラにもかかわらず、北欧音楽らしい透明なサウンドが際立つとともに、それぞれの曲のキャラクターが鮮明に描き分けられているのが聴きどころで、しかもそのうち3曲では合唱団が起用され、さらにオランダの名ソプラノ、エリー・アメリング(1933年生まれ)が名曲「ソルヴェイグの歌」「ソルヴェイグの子守歌」「アラビアの踊り」で美しい花を添えています。


■膨大な録音を残したイギリスの名匠マリナー

その92年の生涯でカラヤンに匹敵する量の録音を残したのがイギリスの名指揮者、ネヴィル・マリナー(1924~2016)でした。フィルハーモニア管弦楽団やロンドン交響楽団のヴァイオリン奏者としてスタートしましたが、何といってもマリナーの名を世界的にしたのは、彼が 1959年に創設したアカデミー室内管弦楽団 との活動でしょう。当初は、当時大きな関心が芽生えつつあったバロック音楽をメイン・レパートリーに据え、緻密かつ最新の研究に基づいた演奏を展開し、爆発的なブームを巻き起こしました。録音にも大きな比重を置き、1960年代後半からは英デッカのサブだったアーゴ・レーベルに録音を開始、ヴィヴァルディ「四季」、バッハ「ブランデンブルク協奏曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」など、既存のイメージから作品を解放するかのような新しい解釈で音楽ファン
に驚きを与え続けました。1970年代に入るとフィリップス・レーベルにも録音を開始し、EMIなど他レーベルへの録音もあったものの、CD 時代に至るまで、同レーベルがマリナー=アカデミーのメイン・レーベルとなりました。


■マリナーの愛奏曲「ホルベルク」組曲

当アルバムに収録されたグリーグの「ホルベルク組曲」は、1984 年に録音されたもので、シベリウスの「カレリア」組曲、「トゥオネラの白鳥」などと組み合わせて最初から CD として発売されました。弦楽合奏で演奏される「ホルベルク」組曲はマリナーの得意曲で、アーゴ初期の 1970 年にも録音しており、このフィリップス盤を挟んでさらに10年後の1994年に独ヘンスラー・レーベルにも録音しています。弦楽奏者だったマリナーゆえに、弦楽合奏は文字通りお手の物であり、効率的なボウイングによる丁寧なフレージングによって、各パートの動きに透明感を持たせつつ、合奏を見事に引き締め、作品の輪郭をクッキリと際立たせています。


■最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現

デ・ワールトの録音はサンフランシスコ交響楽団の本拠地であるデイヴィス・シンフォニー・ホールで行われました。このホールはデ・ワールトの音楽監督在任中の 1980 年にオープンし 2739 席を擁するコンサートホールで、フィリップスの録音は 1981 年 10 月のレスピーギ・アルバムからスタートしています。
コンサートホールとしては必ずしも万全のものではなく 1992 年に改修されていますが、改修前は残響は少な目であったため、録音会場として使った場合その分オーケストラの各パートが極めて明晰に収録できるという利点もあり、アナログ時代に完璧の域に達していたフィリップスのノウハウを投入した気合の入ったデジタル録音によって、オーケストラ全体の大きなパースペクティヴを見通しよく捉えつつ、各パートの動きやソロも繊細にクローズアップされた名録音が生まれたのでした。美しく伸びやかなアメリングのソロ、民族色豊かな合唱も鮮やかに収録されています。
一方、マリナーの録音は、ロンドンの録音会場として最も有名な場所の一つ、ウェストミンスター地区スミス・スクエアにあるセント・ジョンズ教会で行われました。もともとは 18世紀に建立された教会で、第2次大戦中の空襲で焼け落ち、1969年に再建後はその優れたアコースティックのゆえにコンサートホールおよび録音会場として多用され、マリナーとアカデミー室内管の録音もアーゴ時代からここで数多く行われてきました。
いずれも初期のデジタル録音であるため、今回が初めての本格的なリマスタリングとなります。今回のSuper Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的な DSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特に DSD マスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整されたESOTERICの最高級機材を投入、また MEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。 (エソテリック株式会社)



【収録内容】
グリーグ:
「ペール・ギュント」 作品 23より
ヘンリク・イプセンの戯曲への付随音楽
1. 第 1 幕への前奏曲
2. 第 2 幕への前奏曲(イングリッドの略奪と嘆き)
3. 山の王の宮殿で
4. 山の王の娘の踊り
5. オーゼの死
6. 第 4 幕への前奏曲(朝)
7. アラビアの踊り
8. アニトラの踊り
9. ソルヴェイグの歌
10. 第 5 幕への前奏曲(ペール・ギュントの帰郷)
11. 教会詣での人たちの歌
12. ソルヴェイグの子守歌


組曲 ホルベルク組曲 作品 40
13. 第 1 曲:前奏曲(アレグロ・ヴィヴァーチェ)
14. 第 2 曲:サラバンド(アンダンテ)
15. 第 3 曲:ガヴォット(アレグレット)~ミュゼット(ポーコ・ピウ・モッソ)~ガヴォット
16. 第 4 曲:エア(アンダンテ・レリジオーソ)
17. 第 5 曲:リゴードン(アレグロ・コン・ブリオ)

 

【演奏者】
エリー・アメリング(ソプラノ)(7、9、12)
サンフランシスコ合唱団(3、7、10)
[合唱指揮:マーガレット・ヒルス、アソシエイト・コンダクター:ヴァンス・ジョージ]
[言語指導:ベンテ・ダムハウグ]

サンフランシスコ交響楽団 (1-12)
指揮:エド・デ・ワールト (1-12)

 

ケネス・シリトー(ヴァイオリン)、スティーヴン・シングルス(ヴィオラ)(17)
アカデミー室内管弦楽団 (13-17)
指揮:サー・ネヴィル・マリナー (13-17)


【録音】
1982年10月25日、28日、1983年6月8日、サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール(1-12)
1984年10月9日&10日、ロンドン、スミス・スクエア、セント・ジョンズ教会(13-17)


[初出]
1-12 6514 378(1983年、LP)
13-17 412-727-2(1985年)
[日本盤初出]
1-12 28PC98(1983年11月21日)
13-17 32CD321 (1986年1月25日)


[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]記載なし
[レコーディング・エンジニア]記載なし


[Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 杉本一家(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CD オーサリング] 藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説] 諸石幸生 藤田由之
[企画・販売] エソテリック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社