ベートーヴェン: 交響曲全集 (SACD)

FRANS BRUGGEN フランス・ブリュッヘン

限定生産・SACDハイブリッド盤5枚組

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レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
組数
5
規格番号
ESSD-90233
通販番号
CL-1008220894
発売日
12月下旬入荷予定
EAN
4907034223596

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商品詳細情報

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濃密かつ深みをたたえた衝撃のピリオド楽器によるベートーヴェン
待望の世界初 Super Audio CDハイブリッド・ソフト化。


■エソテリックならではのこだわりの Super Audio CD ハイブリッド・ソフト 

オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒 的な音質向上で高い評価をいただいているエソテリックによる名盤復刻シリーズ。発売以来決定的名 盤と評価され、現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤をオリジナル・マスターから DSDマスタリングし、世界初のSuper Audio CD ハイブリッド化を実現してきました。


■ピリオド楽器によるオーケストラ演奏の常識を覆した指揮者ブリュッヘン

フランス・ブリュッヘン(1934-2014)は、1950年代より演奏活動を開始し、リコーダー(ブロックフレーテ)およびフラウトトラヴェルソによる演奏の可能性を格段に広めたオリジナル楽器演奏の草分け的な存在であり、かつその後半生においては指揮者としての才能を花開かせた音楽家でした。レオンハル ト、ビルスマ、アーノンクール、シギスヴァルト、ヴィーラント、バルトルドのクイケン兄弟らとともに、第2次世界大戦後オランダを中心にヨーロッパで湧きあがったオリジナル楽器演奏の研究と実践の牽引者 の一人であり、ブリュッヘンの卓越した技巧と千変万化する音色は、それまで古めかしいイメージがつきまといがちだったバロック時代の作品のイメージを塗り替え、現代に鮮烈によみがえらすことになりま した。ブリュッヘンは 1960 年代にはテレフンケン・レーベルに、1970 年代には SEONレーベルに数多 くの録音を残したのち、1981年にはオリジナル楽器を使用したオーケストラ、18世紀オーケストラを組織、リコーダーを脇に置いて指揮者に転向し、洞察力あふれる演奏で聴衆を魅了してくれました。


■ブリュッヘンのもとに超一流のピリオド楽器奏者が馳せ参じた 18世紀オーケストラ

  「リコーダーのライオン」とまで異名をとったブリュッヘンでしたが、1981年、「もうリコーダーの音楽はたくさんだ!」と、同僚や後輩の優れたピリオド奏者たちに呼びかけて組織したのが 18世紀オーケストラでした。「これからは真の傑作に取り組みたい」というブリュッヘンの言葉に、本当に自分が納得する 音楽にのみ傾注し深めていきたいという強い意欲が表れています。この時期に登場したピリオド楽器 オーケストラの多くは、レコード会社による録音の必要性から組織された団体でしたが、ブリュッヘンの 18世紀オーケストラは当初からコンサートでの演奏を眼目に活動しており、コンサートマスターのル シー・ファン・ダール、チェロのヴォウター・メラー、トラヴェルソのコンラート・ヒュンテラー、リッカルド・カ ンジ、オーボエのクー・エビンゲ、ティンパニのマールテン・ヴァン・デア・ヴァルクらブリュッヘンの次の世代のピリオド奏者の精鋭による、ほぼ固定したメンバーで毎年演奏経験を積み重ね、鮮度と深みの あるサウンドを作り出したのです(日本からも有田正広、鈴木秀美、若松夏美らが参加)。1シーズンに 2回ほどのツアーを活動の軸に据え、世界各国からブリュッヘンの音楽を慕って集まってくる音楽家たちとじっくりとリハーサルに取り組んだ上で、ツアーで同一プログラムを繰り返し演奏し、日々その精度を高めていくという方法がとられていました。


■18世紀オーケストラ最初の10年の区切りと なったベートーヴェン 

18世紀オーケストラという名前の通り、演奏レパートリーは「18世紀の傑作に限定する」と言明し、バッハを筆頭とするバロック音楽、リュリやラ モーのオペラからの組曲などフランス・バロックの管弦楽曲と並び、演奏活動の中心に据えた のが、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンな どの古典派の音楽でした。ベートーヴェンの交響曲全9曲の演奏と録音は 1985年から 1992年にかけて取り組まれましたが、当初は第3番 「英雄」までとしていたブリュッヘンも、メンバー の技量が上がり、ブリュッヘンにもオーケストラにも新しい時代への音楽への自信が深まったことで、その方針を捨てて、第4番以降に進み、合唱入りの大曲・第9番までを網羅することになりました (その後レパートリーはさらに拡大し、シューベルト、メンデルスゾーンを経て最終的にはブラームスに まで到達)。さらに 2002年と2011年に世界各地で全曲演奏が行われ、後者のロッテルダムでの公演 はライヴ録音が行われ 2度目の全集が完成しています。いわばベートーヴェンの交響曲全曲はブリュッヘンと 18世紀オーケストラのトレードマークであり、この最初の全集録音は1981年に結成された このオーケストラの最初の10年の成果が結実したメルクマールといえるでしょう。


■濃密かつ深みをたたえた響き

ブリュッヘン盤と前後して登場したピリオド楽器オーケストラによるベートーヴェンの交響曲全集には、 ノリントン/ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ(1988年完成)、ホグウッド/エンシェント室内管(1989 年 完成)、ガーディナー/レヴォリュショネール・エ・ロマンティーク管(1994 年完成)などがありますが、ブリュッヘンと18世紀オーケストラは最も濃密で深みをたたえた演奏であることが最大の特徴といえるでしょう。ブリュッヘンの微に入り細を穿つ演奏解釈は、テンポの速さや快適さ、ピリオド楽器らしい古雅 な響きを売りにするのではなく、「こうでなくてはならぬ」という確信に溢れ、作品の内奥に迫り、作曲家 の精神を抉り出すような重みをたたえています。管楽器は指定通りで倍管にせず弦楽パートも小さめの編成であるにもかかわらず、全体の響きは堂々たるもので、ベートーヴェンの音楽のスケールの大き さを体現しているかのようです。さらに第9番では弦楽パートを倍に増強し、合唱や独唱を含む作品が 要求する大きな響きに応えるように配慮しています。


■最高の状態での Super Audio CD ハイブリッド化が実現

ブリュッヘンと 18世紀オーケストラの旧フィリップス録音は、ほとんどがそれぞれのツアーの最後に、 オランダのユトレヒト(アムステルダムから南東に電車で約30分の場所で、古楽音楽祭でも知られています)にあるフレーデンブルフ音楽センターのメイン・ホールで行われるコンサートのライヴという形で 行われていました(一部アムステルダム・コンセルトヘボウなども使用)。ここは客席1700を擁する珍しい正八角形のホールで、綿密なリハーサルを重ねた上でツアーを行い、ツアーで繰り返し演奏して演 奏内容を深めたところで、理想的な音響を誇る会場で録音するという流れが取られていました(この建物全体は 2014年に全面的に建て替えられ、「ティヴォリ・フレーデンブルフ」と改称されたものの大ホールは現在でも旧音楽センターのメイン・ホールをそのまま継承しています)。
初期の録音のプロ デュースを担っていたのは、60年代から独EMIのプロデューサーとして活躍し、70年代から 80年代 にかけては REFLEXEレーベルでピリオド楽器演奏による画期的名盤を次々に世に送り出し、ピリオド 楽器演奏のムーヴメントを世界的なものにした立役者の一人、ゲルト・ベルクで、18世紀オーケストラ のマネージャーであるシューヴェルト・フェルスターもレパートリーの選択や編集の面で録音に深く関 わり、ベルクの後任としてプロデューサーも兼ねるようになります。
オーケストラ全体のサウンドを、豊かで自然なホールの響きと共に捉えながら、オーケストラの各パート(特に木管、トランペット、ティンパニ)の個性的なソノリティを埋もれさせない録音は、ブリュッヘンが作品に加えた緻密な彫琢を味わうの にうってつけです。もともとがデジタル録音であり発売以来特にリマスターが施されたことはなかったた め、今回は初めての DSDリマスタリングとなります。今回の Super Audio CDハイブリッド化に当たって は、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特に DSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジ ウムクロックジェネレーターとに、入念に調整されたESOTERICの最高級機材を投入、また MEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化 することができました。 (エソテリック株式会社)


【収録内容】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770-1827):交響曲全集
[DISC 1]
[1-4] 交響曲 第 1 番 ハ長調 作品 21
[1] 第 1 楽章 アダージョ・モルト - アレグロ・コン・ブリオ
[2] 第 2 楽章 アンダンテ・カンタービレ・コン・モート  
[3] 第 3 楽章 メヌエット(アレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ)
[4] 第 4 楽章 フィナーレ(アダージョーアレグロ・モルト・エ・ヴィヴァーチェ) 

[5-8] 交響曲 第 2 番 ニ長調 作品 36
[5] 第 1 楽章 アダージョ・モルト - アレグロ・コン・ブリオ 
[6] 第 2 楽章 ラルゲット
[7] 第 3 楽章 スケルツォ(アレグロ)
[8] 第 4 楽章 アレグロ・モルト 

[9] 序曲《エグモント》 作品 84(ゲーテの悲劇への音楽より)

[10] 序曲《コリオラン》 作品 62(コリンの悲劇に寄せて)   

[DISC 2]
[1-4] 交響曲 第 3 番 変ホ長調 作品 55「英雄」
[1] 第 1 楽章 アレグロ・コン・ブリオ
[2] 第 2 楽章 葬送行進曲(アダージョ・アッサイ)
[3] 第 3 楽章 スケルツォ(アレグロ・ヴィヴァーチェ)
[4] 第 4 楽章 フィナーレ(アレグロ・モルト) 

[5-8] 交響曲 第 8 番 ヘ長調 作品 93
[5] 第 1 楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・エ・コン・ブリオ
[6] 第 2 楽章 アレグレット・スケルツァンド
[7] 第 3 楽章 テンポ・ディ・メヌエット・エ・トリオ
[8] 第 4 楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ 

[DISC 3]
[1-4] 交響曲 第 4 番 変ロ長調 作品 60
[1] 第 1 楽章 アダージョーーアレグロ・ヴィヴァーチェ
[2] 第 2 楽章 アダージョ
[3] 第 3 楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ
[4] 第 4 楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ 

[5-9] 交響曲 第 6 番 ヘ長調 作品 68「田園」
[5]  第 1 楽章 田舎に着いたときの愉快な気分(アレグロ・マ・ノン・トロッポ) 
[6] 第 2 楽章 小川のほとり(アンダンテ・モルト・モッソ)
[7] 第 3 楽章 田舎の人びとの楽しい集い(アレグロ)
[8] 第 4 楽章 雷とあらし(アレグロ)
[9] 第 5 楽章 牧歌。嵐のあとの喜びと感謝(アレグロ)    

[DISC 4]
[1-4] 交響曲 第 5 番 ハ短調 作品 67
[1] 第 1 楽章 アレグロ・コン・ブリオ
[2] 第 2 楽章 アンダンテ・コン・モート
[3] 第 3 楽章 アレグロ
[4] 第 4 楽章 アレグロ 

[5-8] 交響曲 第 7 番 イ長調 作品 92
[5] 第 1 楽章 ポコ・ソステヌートーーアレグロ
[6] 第 2 楽章 アレグレット
[7] 第 3 楽章 プレストーアッサイ・メノ・プレスト
[8] 第 4 楽章 アレグロ・コン・ブリオ 

[DISC 5] 交響曲 第 9 番 ニ短調 作品 125「合唱」
[1] 第 1 楽章 アレグロ・マ・ノン・トロッポ、ウン・ポーコ・ソステヌート
[2] 第 2 楽章 モルト・ヴィヴァーチェ 
[3] 第 3 楽章 アダージョ・モルト・エ・カンタービレ 
第 4 楽章
[4] プレスト 
[5] バリトン独唱「友よ、このような音ではない」
[6] アレグロ・アッサイ
[7] アラ・マルチア(アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ)
[8] アンダンテ・マエストーソーーアダージョ・ノン・トロッポ、マ・ディヴォート
[9] アレグロ・エネルジーコ、センプレ・ベン・マルカート
[10] アレグロ・マ・ノン・タント    

【演奏者】
リン・ドーソン(ソプラノ)
ヤート・ファン・ネス(アルト)
アンソニー・ロルフ・ジョンソン(テノール)
アイケ・ヴルム・シュルテ(バリトン)
リスボン・グルベンキアン合唱団 [以上、第 9 番]
フランス・ブリュッヘン(指揮) 18 世紀オーケストラ[オリジナル楽器使用]    

【録音】
1984 年 5 月(第 1 番)、1987 年 11 月 26 日~28 日(第 3 番)、1988 年 6 月(第 2 番)、1990 年6月(第4番)、1991年11月(第5番、コリオラン)、1990年12月(第6番)、1988年11月(第7番)、 1989 年 11 月(第 8 番)、1992 年 11 月(第 9 番)、1991 年 7 月(エグモント)、ユトレヒト、フレーデンブルフ 音楽センター(Muziekcentrum Vredenburg)

[初出] 
第 1 番:4163292(1986 年/モーツァルト第 40 番とのカップリング)
第 2 番:4223892(1989 年/モーツァルト第 39 番とのカップリング)
第 3 番:4220522(1988 年)
第 4 番・第 6 番:4329642(1992 年)
第 5 番・エグモント・コリオラン:4340872(1992 年)
第 7 番・第 8 番:4268462(1990 年)
第 9 番:4381582(1993 年)
全集:4421562(1994 年)
[日本盤初出]
第 1 番:32DC359(1986 年 2 月 25 日/モーツァルト第 40 番とのカップリング)
第 2 番:PCD8(1989 年 6 月 25 日/モーツァルト第 39 番とのカップリング)
第 3 番:32CD861(1988 年 10 月 25 日)
第 4 番・第 6 番:PHCP194(1992 年 1 月 25 日)
第 5 番・エグモント・コリオラン:PHCP5044(1992 年 7 月 25 日)
第 7 番・第 8 番:PHCP120(1990 年 11 月 25 日)
第 9 番:PHCP5135(1993 年 4 月 25 日)
全集:PHCP1367~71(1993 年 11 月 26 日)

[オリジナル・レコーディング]
 [A&R プロダクション] シューヴェルト・フェルスター(第 1 番~第 8 番)、アンソニー・フロイド(第 9 番)
[レコーディング・プロデューサー] ゲルト・ベルク、ハルトヴィヒ・パウルセン、シューヴェルト・フェルスター
[レコーディング・スーパーヴァイザー] ヤーコブ・ボガート(第 9 番)
[バランス・エンジニア/レコーディング・エンジニア] ディック・ヴァン・シュッペン、エヴァ・ブランケスポール
[エディター] ディック・ヴァン・シュッペン、エヴァ・ブランケスポール、シューヴェルト・フェルスター

[Super Audio CD プロデューサー] 大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア] 東野真哉(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[オーサリング] 藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説] 諸石幸生 佐々木節夫
[企画・販売] エソテリック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社