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小西康陽主宰<readymade international>から数々発表してきた作品は、サントラ盤をカットアップしたかのようなポップな作品であり、それを手掛けるMansfieldこと池田正典はラウンジ・シーンのアイドルでもあった。しかし、現在の池田正典が<東京バレアリック>、<FREE ROOM>等のパーティで披露するDJは、ジャズ~ラウンジのイメージが強いMansfield作品と大きく異なる。「ここ2年程のDJスタイルを凝縮させた」と話すオフィシャル・ミックスCDには、彼がヘヴィーに使い倒してきたプログレッシヴ・トランス、エレクトロ・ハウス、バレアリック・ミュージックから選りすぐった盤が並ぶ。メジャーな曲はなく、“フェイスレス”なトラックが多いかもしれない。が、池田の指と耳によく馴染んだ曲を揃えたことで、ライヴ感豊かな(当然だが、本盤はライヴ・ミックス)流れがよく出ている。高音域の“カド”の部分を削ぎ落とし、中低域を強調したボトム・ヘヴィーなミックスがフェイスレスなトラックの数々を生々しく連結する。ちなみに、このDJスタイルを池田正典は“ソフト・トランス”と呼ぶ。“トランス”に大衆的なヴァリューを見出し、自らのDJがそこで揉まれることを受け容れる。それをよしとする。長いキャリアを持つにも関わらず、池田正典のDJ観は、人が思う以上にフレッシュだ。なお、本作品の最後はWilliam Pitt「City Lights」を自らカヴァーし、締めくくられる。説明不要かもしれないが、これまで何人のDJがかけたわからないAOR~バレアリックの名曲である。しかも、このMIX CDは極限にまでとことん音にこだわり、機材、配線からすべてこの作品の為に交換。さらにMIX作業には、データやCDではなく、すべて音質の良いレコードを使用。そして、一発でMIXを録音し、完成させたものである。
MASANORI IKEDA / 池田正典
1990年代初期よりロンドンでDJの活動を始め伝説的クラブWAGなど様々なレジデントDJを務める。 帰国後、音楽制作も開始しMasanori Ikeda,Mansfield,Ikeda X,Coastlines他、数々の名義で作品を発表。 その諸作品は様々な国内外のメジャー及び良質なインデペンデントレーベル(Flower Records,Colombia,Music for Dreams他) からリリースされ、そして数多くのCM音楽プロデュースも手掛けている。 またDJ、選曲家としてオフィシャルMix CDシリーズやコンピレーションアルバム(Avex,EMI,V2他)を各社から多数リリース。 現在もその膨大な音楽知識とコレクションから選び抜かれたオブスキュアーなダンスミュージックを 様々な空間に合わせシームレスに紡いでいくDJスタイルで長きに渡り活躍している。 昨年から今年にかけてはcro-magnonのキーボーディスト金子巧とCoastlinesとしてタッグを組み 次々とクロスオーバーかつ心地の良いチルアウト作品をバイナルオンリーでFlower Recordsからリリースし、 瞬時にソールドアウトを重ね国内外のDJ及びミュージックラバー達の大きな支持と注目を集めている。