SIBELIUS:SYMPHONIES 4&6,ETC(SACD/LTD)

HERBERT KEGEL ヘルベルト・ケーゲル

Berlin Classics × TOWER RECORDS / タワーレコード企画商品

  • CD
  • 売切
  • (注文不可)

2,750円(税込)

※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!

レーベル
BERLIN CLASSICS
国(Country)
GER
フォーマット
CD
規格番号
0302753BC
通販番号
DF220614-016
発売日
2022年04月13日
EAN
0885470027531
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商品詳細情報

こちらの商品はタワーレコード様企画商品ですが、限定販売期間が解除されましたので、ディスクユニオンでも新品のご注文を承れます。
限定生産となっておりますので、制作元完売の際は何卒ご容赦ください。

ケーゲルの恐ろしいまでに透徹した「第4番」と、ベルグルンド最初のシベリウス録音である「第6番他」を最新復刻。

本国のETERNAオリジナル・アナログテープより新規で復刻。世界初SACD化!優秀録音盤。
アナログ領域でのみマスタリングを行い、ダイレクトでDSD化!
本国のETERNAオリジナル・アナログテープ最新復刻企画 SACDハイブリッド化第20弾
 
★シベリウスの数ある録音のなかでも異色中の異色と認識されているケーゲルによる「第4番」と、ベルグルンドが全集完成前に収録した最初のシベリウス録音(この後、DECCAへ1968年に録音したフィンランド放送響との「第4番」もあり)である「第6番」と「トゥオネラの白鳥」のオリジナル・カップリングを合わせて1枚に収録し、世界初SACD化音源として復刻。当時、ドイツ・シャルプラッテンではシベリウスの録音を複数指揮者で進めており、これらの他には第1,2,7番のガラグリ盤もありましたが、その後、1970年から77年にかけてザンデルリングにより1つの交響曲全集(2021年9月に当企画の0302066BCで復刻)としてまとめられました。単独の音源はそれぞれ魅力的であり、独墺圏においては一種独特な音楽として認識されているシベリウス受容が、1970年前後にどのように解釈されていたかがわかる貴重な資料ともなっています。なかでも曲調からシベリウスの交響曲中、もっとも難解とされいる「第4番」の解釈を巡ってはまさしく「極北」であるとの認識が高いのが、このケーゲルによる演奏です。"静"の音楽とも言えるこの曲が、まるで現代音楽のように、そしてダイナミックレンジが広大でコントラストが強烈に描かれている演奏はこれ以外にはないでしょう。恐ろしく客観的なまでに、時折残酷なまでに表現されるこの演奏には畏怖さえ覚えます。光が差し込むがすぐに消え失せるかのような死の淵の如き観念は、ケーゲルの潜在意識を表出さえているようにも感じられます。この音源は、ケーゲルの多くの録音の中でも突出した演奏と言えるでしょう。録音も優秀で今回の復刻により細部まで把握することができるようになりました。
 
ベルグルンドがシベリウスのスペシャリストとして初めて取り組んだのがこの「第6番他」でした。以後、1972年から76年にかけてボーンマス交響楽団とEMIに収録した初の全集(TDSA33で2017年1月にタワー企画盤として復刻)において評価が確立され、その後も映像を含めると全4回の交響曲全集を完成させたのはご存知の通りです。この最初の音源は後の全集録音と比較しても劣る面があるどころか、この録音にしかない魅力があります。楽譜を深く読み込むことで曲の解釈は既にこの頃から卓越しており、この音源だけを聴いても既に確立していることがわかります。後の録音より温度感が高く、珍しく若干の感情移入をも感じさせるのはこの録音だけかも知れません。深い森を想像させるかのような奥行きの深さや柔和さは優秀な録音によるところも大きく、ETERNAの多くの録音の中でも飛び抜けて素晴らしいことも特筆すべき要素です。今回の最新復刻では、さらに踏み込んでこの秀逸な演奏を堪能できます。尚、各曲の録音データはこれまで詳細が不明なものもありましたが、今回、マスターテープの箱の表記でいつくか判明したことがあります。まず、両者ともに制作はSRK((国家放送委員会)によって行われ、1967年12月に音源がETERNAに提供されたとのことです。また、ケーゲルは場所と録音日や場所の記載がテープにないものの、1966年にライプツィヒ放送局スタジオで行われたようです。ベルグルンドの方は収録場所や日付がマスターテープの箱に明記されていました。
 
今回の復刻に際して、マスターテープはレーベルからウィーン在住のマスタリング・エンジニアであるクリストフ・スティッケル氏のスタジオに空輸し、アナログ領域でのマスタリングを行った上で、デジタル化にあたってはSACD層用のDSD化とCD層用のPCM化を別系統で行い製品化。この企画では、現在考えられる限り理想的な方法でのマスタリングを実現しました。その効果は著しく、マスターテープに残されていたクオリティを極めて忠実に再現することが可能となり、さらにアナログ領域のみでのマスタリングとダイレクトDSD化が、より音質的に効果をもたらしています。従来と比較して驚くほど鮮明で解像度が高くなったことにより、演奏に対する更なる評価が期待できるほどの出来です。尚、解説書には今回使用したオリジナルのアナログ・マスターテープの外箱の写真もカラーで掲載してあります。
(タワーレコード)
 
[マスタリング詳細]
マスタリング・エンジニア(DSD化含む):クリストフ・スティッケル氏
~在ウィーン。ミュンヘン・フィル自主制作盤のマスタリングや、タワー企画盤JAZZのECM SACD企画(2017~)も担当。
現在ヨーロッパでもっとも信頼の厚いエンジニアのひとり
"ETERNAオリジナル・アナログテープからのピュア・アナログ・リマスタリング"
SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
それぞれのデジタルデータは伝送ではなく、光学ディスクで空輸
 
※タワーレコード限定販売。輸入盤仕様。ステレオ録音
※世界初SACD化。SACDハイブリッド盤
※2022年最新マスタリング音源使用(マスタリング・エンジニア:クリストフ・スティッケル氏)、
※本国のオリジナル・アナログ・マスターテープを使用しダイレクトにDSD化。CD層も別系統で直接高品位でPCM化
※SACD層:新規で本国のアナログ・マスターテープから、アナログ領域でのマスタリング後、ダイレクトにDSD化
※CD層:同様にアナログ領域でのマスタリング後、96kHz/24bitで高品位デジタル化後に44.1kHz/16bit化
※オリジナル・ジャケット・デザイン使用(解説書に他のジャケット・デザインも一部使用)
※ジュエルケース仕様
※盤印刷面:緑色仕様
※オリジナルマスターから起因するノイズ、ドロップアウト等が一部にございますが、ご了承ください。
※日本語帯付(帯裏面に鈴木淳史氏の解説付)。解説書独文仕様、解説書内にオリジナル・アナログ・マスターテープの外箱写真をカラーで掲載
 
【収録内容】
ジャン・シベリウス:
1. 交響曲 第4番 イ短調 作品63
2. 交響曲 第6番 ニ短調 作品104
3. トゥオネラの白鳥 作品22の2
 
【演奏】
ヘルベルト・ケーゲル(指揮) ライプツィヒ放送交響楽団 (1)
パーヴォ・ベルグルンド(指揮)ベルリン放送交響楽団 (2,3)
マンフレート・ベイヤー(イングリッシュ・ホルン) (3)
 
 
【録音】
1966年 ライプツィヒ (1)
1966年11月5日 Funkhaus NalepastraBe Berlin Saal 1、ベルリン (2,3)
 
【Original Recordings】
Musikregie: Staatliche Rundfunkkomitee(SRK:国家放送委員会)
Tonregie: Staatliche Rundfunkkomitee(SRK:国家放送委員会)
 
【マスタリング・エンジニア】
クリストフ・スティッケル
 
【原盤】
Berlin Classics

ソングリスト

  • 1.SYMPHONY NO.4 IN A MINOR,OP.63
  • 2.SYMPHONY NO.6,OP.104
  • 3.SWAN OF TUONELA,OP.22-2