QUIET RIVER OF DUST VOL.1 (LP/180G)

RICHARD REED PARRY

ARCADE FIREメンバーが日本滞在時のインスピレーションから作り上げたソロ作!

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レーベル
ANTI
国(Country)
EU
フォーマット
LP(レコード)
規格番号
1409276321
通販番号
DIN180831-014
発売日
2018年09月21日
EAN
8714092763218
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商品詳細情報

作品毎にコンセプトとメッセージを掲げ、その音世界を常に進化発展させ続けているカナダの6人組バンド、ARCADE FIRE。グラストンベリー、レディング、フジロック・フェスティバルと数々の世界的ロックフェスのヘッドライナーを飾り、グラミーも受賞したバンドのメンバーで、マルチ・インストゥルメンタリストのリチャード・リード・パリーが、新たなソロ・プロジェクトを完成させた。ビーチ・ボーイズを思わせるハーモニーとトランス状態へと誘うような拍動、そして幾重にも重ねられた音のレイヤーが織りなす瞑想的で映像的な音楽体験。2部からなるソロ・プロジェクトの第1部!

夢と現、彼岸と此岸を隔てる、静かなる川の流れ――そこに揺蕩うのは、神秘的で穏やかな音世界。  
Epitaph傘下のAnti- レコーズからの第1弾作品となるニュー・アルバム『QUET RIVER OF DUST VOL.1』は、2部作の第1部となる。ちなみに秋分の日に発売となる本作の続編となるVOL.2は、2019年の春分の日のリリースを予定しているという。
リチャードにとって本作は、2014年にドイツ・グラもフォン・レーベルからリリースした『MUSIC FOR HEART AND BREATH』以来のソロ・プロジェクトとなる。前作とは趣がやや異なり、『QUIET RIVER OF DUST』は、日本の辞世の句や、ブリテン諸島に伝わるフォーク・ミュージックからインスピレーションを受けた、瞑想的で穏やかなサイケデリック・ナンバーが並ぶアルバムである。
本作のコンセプトらしきものは、今から遡ること約10年前、アーケイド・ファイアの初来日公演の時に生まれた。来日公演の後日本に残り、数週間滞在した彼は心の慰めを求め、僧院へと赴いた。本人曰くそこで“今まで聴いたことのないほどの大きな静寂”を耳にしたリチャードは、本作の音楽を瞑想の一つとして少しずつ作り続けていった。 それはある意味、彼の他の音楽的プロジェクトからの一時的な休息にもなっていたという。
アルバムからは、先行トラックとして「Sai No Kawara(River Of Death)」がリリースされている。文字通り、タイトルが意味するのは“賽の河原”であり、両親がビーチで眠ってしいる間に海に呑まれてしまった男の子を歌ったこの曲は、日本を旅行していたリチャードが、“賽の河原”へ旅行者を誘う看板を目にし、後にそれが子供が死後行くと言われる三途の川のほとりの河原であり、亡き子供養の為にその親らが訪れることを知り、そこからインスピレーションを得て生まれたものだという。また『QUIET RIVER OF DUST』のVOL1とVOL.2はそれぞれ、その三途の川の両岸を意味している。
その「Sai No Kawara(River Of Death)」に続く「On The Ground」のインスピレーションとなったのは、高野山の森でリチャードが耳にした幽霊のような声だった。「映画監督のカレブ・ウッドにこの話をしたんだ――大きな杉の木に囲まれた神秘的な空間に1人佇んでいたところに、パワフルなコーラスが聴こえてきて、それが摩訶不思議なことに、僕が子供の頃聴いて育った、亡くなった父さんのフォーク・バンド、Friends Of Fillder's Greenの音楽とそっくりだった。こんな場所でブリテン諸島のフォーク・ソングみたいな大声が聴こえるはずがなかった。そして歩いても歩いても、その音楽が聴こえる場所に近づくことが出来なかったんだ」
本作のソングライティングにおいてリチャードは、伝統的なブリテン諸島のフォーク・ミュージックのスタイルを取り入れようとも、またアーケイド・ファイアの時のように、大勢が一緒に歌えるようなポップ・ソングを作ろうとも思わなかったという。そして完成したアルバム『QUIET RIVER OF DUST VOL.1』は、アーケイド・ファイアのデビュー・アルバム『FUNERAL』のように、壮大なコンセプトとメッセージを掲げているが、そのアプローチは幾重にもなる音のレイヤーを重ねた、ミニマルでソフト、そして穏やかなものとなっている。
またアルバムには、リチャードのパートナーでもあるLittle ScreamのLaurel Sprengelmeyerをはじめ、Bell OrchestraのStef Schneider、SadiesのDallas Good、Cibo MattoのYuka Honda、Blonde RedheadのAmedeo Pace,そしてThe NationalのAaron&Bryce Dessnerなど、多彩なゲストも参加している。
夢と現、彼岸と此岸の間に横たわる、静かな川の流れ――リチャード・リード・パリーの『QUIET RIVER OF DUST』は、ビーチ・ボーイズを思わせるハーモニーとトランス状態へと誘うような拍動、そして幾重にも重ねられた音のレイヤーが織りなす瞑想的で映像的な音楽体験なのだ。



ソングリスト

  • A1. Gentle Pulsing Dust
  • A2. Sai No Kawara (River of Death) [https://youtu.be/-qG79FXPUz8]
  • A3. On The Ground
  • A4. Song Of Wood [https://youtu.be/PgJnf5gc86c]
  • B1. Finally Home
  • B2. I Was In The World (Was The World In Me?)
  • B3. Farewell Ceremony