【国内盤】 ACCEPTタイプのジャーマン・メタル・バンドだったMAD MAXを素晴らしいメロディアス・ハード・バンドへと導いたMicheal Voss。彼がMAD MAX解散後にWARLOCKを脱退したMichael Eurich結成したバンドがこのCASANOVA。’91年にメジャーWEAからリリースされた1stアルバム『CASANOVA』で、哀愁とポップさを極上のメロディで彩った素晴らしい作品をいきなり聴かせたが、その流れを完璧に汲み取った作品がこの’92年発表2ndアルバム。前作からベースがBOYSVOICE/後にDEMON DRIVEのJochen Mayerに交替し、当時日本では今作から国内盤がリリースされたが、とにかくお世辞抜きにしてBON JOVIをも凌駕するポップ・フィーリングに哀愁漂いまくるメロディがとにかく素晴らしい。洗練された楽曲やメロディを活かしたアレンジ、そしてMichael Vossの声との相性も抜群に素晴らしい。まさにメロディアス・ハード・ロック・ファンなら避けて通れない名作。ACCEPTのWolf Hoffmannとの共作曲やBONFIREのAngel Schleiferのゲスト参加も見逃せない。シングル『ONE OF THESE DAYS』に収録された"Here Comes That Feeling"と’93年リリースのアコースティック・ミニ・アルバム『SOME LIKE IT DIFFERENT...ACOUSTIC』から4曲をボーナス・トラックに収録した再発盤。