ノルウェーの女性ヴォーカル・ゴシック・メタル・バンドの5thアルバム。現在はex GREEN CARNATION/exTRAIL OF TEARSのMichael Kruminsとex TRAIL OF TEARSのJonathan Perezがメンバーに加わっているが、今作は女性ヴォーカリストAilynとex TRISTANIA/MORTEMIAのMorten Velandの2人でのレコーディング。どこか浮遊した感じの美しさと可憐さを兼ね備えたソプラノ・フィーメール・ヴォーカルを中心に、ドラマティックで憂いのあるキャッチーなメロディとドラマティックな展開によるゴシック・メタル・サウンドは前作と変わらず。さらに細部にわたる小技的な装飾アレンジにより、メロディの質や楽曲自体の質をさらに高めている。もはやWITHIN TEMPTATIONやAFTER FOREVERらと並ぶ存在にまでなっていると言ってもいいでしょう。