SPiRiTRiAL / スピリトライアル

SPiRiTRiAL スピリトライアル

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レーベル
ブラック・リステッド
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
BLRC-00117
通販番号
HMHR190711-301
発売日
2019年08月23日
EAN
4988044889637
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商品詳細情報

【国内盤】
【2019年8月23日発売】
胸に沁みる叙情メロディーとハイブリッドなハードネスで孤高の路を突き進むロック・トリニティー(三位一体)。
5年振りの新作はセルフ・タイトルにして、結成以来の代表曲を多数収録した強力作!!

バイオグラフィー
1998年、伊藤 威明(Vo/B/Keys)を中心に結成。バンド名:SPiRiTRiALは、"spirit(精神)”+”tri(3)"+"trial(試練)" の3つの言葉をひとつに繋げた造語。小文字の"i"は、ロゴの中に3人のメンバーの姿を形として示す。HM/HR、プログレッシヴ・ロック、J-POP、テクノ、R&B、ニューエイジ等、多種多様な音楽的素養を、3ピースというバンド最小単位の制限の中で表現したサウンドを追求。

2008年からiTunesやSpotify等で楽曲の配信リリースを開始、2014年にはバンド初のCDアルバム「Suite Zero」をリリース、好評を博す。FM局主催のコンテスト入賞や海外メディアでのインタヴュー掲載、数々のイヴェント出演等、国内外での支持を獲得。

その後幾度ものメンバー・チェンジを経て、2016年に勝谷 健人(Ds)、丸岡 勝(G)という現在のラインナップが完成。約2年半の制作期間を経て、2019年8月23日にBlack-listed Recordsより、入魂の2ndアルバム「SPiRiTRiAL」をリリースする。

パーソネル
■伊藤 威明(いとう たけあき:Vo/B/Key/Program)
SPiRiTRiALの創設者にしてフロントマン兼メイン・ソングライター。FENCE OF DEFENSEとグレン・ヒューズを敬愛し、自身の幅広い音楽的志向を全て盛り込んだサウンドを追求すべく、紆余曲折を経ながらも、唯一のオリジナル・メンバーとして、1998年の結成以来不断の前進を続けている。また並行して、2010年に藤井 重樹(現GOLDBRICK/Vo)らとCOUNT 9を結成。メイン・ソングライター、ベーシスト、またツイン・ヴォーカルの片翼として、数年間に渡って活動を共にする(現在は活動停止中)。

■勝谷 健人(かつや たけひと:Ds/Perc)
2010年にSPiRiTRiAL加入。ハードロック・ドラマーのみならず、神保 彰や青山 純ら日本のセッション・ドラマーにも多大な影響を受ける。堅実なプレイと幅広い対応力で、今やバンドにとって不可欠な大黒柱のような存在。SPiRiTRiAL加入以前はエモ・ロック・バンド:上弦の月に在籍。CDリリースやツアー等を行う。

■丸岡 勝(まるおか まさる:G)
2016年にSPiRiTRiAL加入。マイケル・シェンカーやジーノ・ロート等、抒情的なギタリストから影響を受ける。また他のメンバー同様に幅広い音楽性を持ち、様々なセッションやレコーディングを経験。そこで鍛えられたアレンジ・センスは、本作の随所で発揮されている。楽器に関しての知識も豊富で、加入以来バンドのテクニカルな部分を支えている。

伊藤 威明(Vo/B/Key)による収録曲解説
1. Divide The World ライヴのオープニングを飾ることも多い、バンドの名刺代わりの代表曲。2008年に配信リリースしましたが、レコーディング自体は2004年に行なったので、今回15年ぶりの再レコーディングとなりました。音楽的には僕の敬愛するFENCE OF DEFENSEの他、BLACK SABBATH、SANTANA、そして実は歌の部分でJAMIROQUAIからの影響も聴いてとれる曲です。「Divide The World=世界を分断せよ」というとネガティヴですが、真意は「世界を繋ぎたいなら、個々の文化や歴史を尊重できなきゃダメでしょ?」というメッセージをややシニカルに歌ってみた、という曲です。

2. Calling これもSPiRiTRiALを紹介する上で外すことの出来ない代表曲。2009年の配信リリース以来10年ぶりの再レコーディングです。実は2005年頃に某事務所にお声掛けいただき、ライヴ活動を停止して、メジャー・デビューの為に曲作りに専念していた時期があるのですが、これはその時に生まれた曲のひとつ。確かハンガリーの民族音楽をテレビで聴いている時にピアノとドラムのパターンが頭に浮かび、そこから憑りつかれた様に一気に作り上げた曲で、「コレはやったでしょう!!」という手応えを感じていたものの、事務所の社長の印象は今ひとつで、あやうくお蔵入りになりかけました(笑)。今ではSPiRiTRiALのプログレッシヴ・サイドを象徴する曲となりました。

3. 1999 今回の収録曲の中で一番古い曲で、作ったのは21年前の1998年! 「ノストラダムスの大予言」で有名な1999年がいよいよ翌年に迫っているという時期に、「物心ついてから1999年に向かって流れていた僕たちの時間も、もうじき(おそらく何事もなく)終わるんだな…」という、不思議な喪失感を歌った曲です。偶然にも平成から令和へという時代の変わり目にまた登場となりました。WHITESNAKEの”Ain’t Gonna Cry No More”を意識して作り始めたはずが、完成してみればギターと歌の弾き語りから16ビート、フュージョンっぽいユニゾン・パート、8ビートと目まぐるしく曲の表情が変わる辺りに「若気の至り」を感じますが(笑)、ここでバンドの基本路線が決まったとも言えます。今回サウンド面では、ブレイクビーツっぽいサンプリング・ドラムやシンセ・ベース等、敢えて「1999」を演出しています。

4. Sad Ride “Calling”と同じく、メジャー・デビューに向けて曲作りしていた時期に生まれた曲のひとつ。当時発表には至りませんでしたが、全体的なアレンジやAパートは気に入っていたので、ずっと温めていた曲です。サビ・パートを新規に作り直して遂に完成、今回初披露となります。疾走感のあるリズム・セクションとアコースティック・ギターの響きが特徴で、LED ZEPPELINを想起する方もいるかもしれませんが、実はモチーフはくるりだったりします。また場所によってラテン音楽の雰囲気もあったり、間奏前に90年代懐かしのガラージュハウスっぽいパートもあったり、ポップでありながら音楽的には盛り沢山な曲です。

5.My Decision ある日完成型が頭に浮かび、10分位で出来てしまった曲。ライヴの定番曲で、個人的にもお気に入りの曲です。今回アレンジを練り直していく中で、丸岡さんがエンディングのギター・フレーズを思いつき、そのフレーズに対応したシンセのリフをイントロに加えたところ、以前に比べてかなりハデな印象になりました。TM NETWORKっぽいと思う方もいるかもしれません(だとしたら光栄です)。しかしギター・ソロで急にUKっぽくなるのがミソ。繰り返しの中で曲が展開していくソウルっぽい曲構造も僕らの得意なパターンで、古新しい感じの太いスネア・サウンドもうまくマッチしました。

6.Firefly SPiRiTRiALなりの「The ハード・ロック曲」として、またIRON MAIDENの”Aces High”やKANSASの”Icarus”の様な「戦時中の戦闘機乗りをテーマにした名曲」に対する「日本人からのアンサー・ソング」として作った曲。原型は2001年頃には出来ていて、ライヴでも披露してきた初期からの定番曲。「この曲が一番好き」と言われることもしばしばで、今回満を持してアルバム収録となります。戦争は「大勢の人と人の殺し合い」である事実は覆しようがなく、それを賛美するつもりなどさらさらありません(「罪咎もて」という歌詞にその想いを集約しています)が、しかし被害者/加害者だけではない様々な感情が当時を生きた人にはあったはずで、それは尊重されてしかるべきなのではないか?ということをテーマにしています。偶然ですが、この”Firefly”から”夕凪”、”She”そして”Promises”と続くアルバム後半の流れは、共通したテーマを時間軸で追った組曲の様になりました。

7.夕凪~Evening Calm~ こうの史代さんの名作マンガ『夕凪の街 桜の国』に触発されて、丸岡さんが作ってきてくれたギター・インストの小曲。聴いた瞬間に一発で気に入って、必ずアルバムに収録すると決めました。水の音のようなパーカッションの追加は勝谷さんのアイディア。ギターを影の様に後から追いかける感じにするべく、ブースに僕が勝谷さんと共に入り、指揮に限りなく近い、怪しいボディー・ランゲージ(笑)でタイミングを合わせました。

8.She イントロの和音階のピアノ・パート、そしてTRAPEZEの”Seafull”の様なAメロ/Bメロは出来上がっていたものの、サビが完成せず、お蔵入りになっていたバラード。その頃から”She”というタイトル、そして歌詞のテーマは決まっていましたが、今回ようやく納得のいくサビ・パートが完成し、バンドのレパートリーに加わりました。華やかな都会の片隅の裏通りに、年老いた女性がひっそりと住んでいる。彼女は若い時に愛する人を亡くし、心を閉ざしたまま年月を重ねてきてしまった。それを知った若者が、何とか彼女の心を開きたいと願っているものの、それが叶わず葛藤し続けている…と、そんなストーリーを持った曲です。この曲のギター・ソロ、そしてアウトロのドラムは、アルバムのハイライトのひとつだと思っています。

9.Promises それぞれ全く異なる曲に存在していた複数のパートを合体させて完成した新曲にして大曲。BLACK SABBATHかKING CRIMSONかというヘヴィネスと、E.L.O.の様なポップネスが共存しています。曲をひとつにまとめているのは壮大なドラム・サウンドで、バス・ドラムのシェルを2つ連結してレコーディングした、間違いなくドラムが主役の曲です。歌詞の「約束を果たそう」というフレーズは、ここでは「小さな善意に従う」ということの比喩として使っています。日常の何気ない小さな善意に従うことが、大きなドラマを作り出して誰かを救うかもしれない。前曲”She”に登場する彼女も、この曲の中で何らかの「手紙が届いて」、思いがけず心を救われたのかもしれません。

10.Trail Of Trials 曲自体はかなり以前から完成していたものの、歌ものにするのかインストにするのを決めかねて、未発表のままだった曲。エモーショナルなソロを弾ける丸岡さんの加入を得て、インストとして仕上げることにしました。宇宙的な広がりを持ったフォルクローレというのがコンセプトで、当初はハード・ロック版喜多郎の様なところを目指していたのですが、途中ゲイリー・ムーアの様になり、気づけばジーノ・ロートが丸岡さんに憑依してました(笑)。イントロのパーカッションも良いアクセントに。エンディングは、続く”Anthem”へのイントロダクションとなっています。

11.Anthem SPiRiTRiALというバンドの魂というべき、大切な曲。2000年頃、早朝に眠い目をこすりながら曲作りの為キーボードを弾いていた時、ミス・タッチで偶然イントロの最初のコードを弾き、その瞬間に曲の世界観がドーンと見え、そこから何かにとり憑かれた様に一気に作り上げました。歌詞は、ミュージシャンに限らず、自分の無垢なときめきを信じて、困難を乗り越えてクリエイティヴに生きようとする全ての人に捧げた賛歌で、実際に当時僕はよく夜明け前にジョギングをして朝日を迎えていたので、その時に観ていた光景を綴っています。この曲は2003年のデモ・ヴァージョン、2009年の配信ヴァージョンを経て、今回のアルバム・ヴァージョンが3度目のレコーディング。その歴史を反映させたくて、アウトロには2003年デモ・ヴァージョンのシャウトを収録しています。手前味噌ながら、作ってからそろそろ20年近く経つものの、例えリハであっても歌う度今だに全身が総毛立つ様なピュアな感情を味わえる曲。この曲が作れたおかげで20年以上バンドを続けてこられたと言えます。自分が死んだ時には、必ず葬式でこの曲をかけてくれと家族に頼んである曲でもあります。

Music written by Takeaki Itoh, except M-7 by Masaru Maruoka
Lyrics written by Takeaki Itoh
Songs Arranged by SPiRiTRiAL

Produced by Takeaki Itoh
Recorded, Mixed and Mastered by Takamune Masuko
Recorded at Studio Parkside

Artwork designed by Michihisa Ohtake (Jam Graph. Inc.)
Photos by ChinaHacca and kai

ソングリスト

  • 1. Divide The World -2019 album version
  • 2. Calling -2019 album version
  • 3. 1999
  • 4. Sad Ride
  • 5. My Decision
  • 6. Firefly
  • 7. 夕凪~Evening Calm~
  • 8. She
  • 9. Promises
  • 10. Trail Of Trials
  • 11. Anthem -2019 album version