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2004年7月にリリースされた前作『いるみ』から1年、7作目のフルアルバムが完成。
活動当初はうたとフリー・ミュージックの融合のようなことをやっていましたが、次第に多種多様な音楽を内包し「うた」と「メロディ」を軸にした独自のサウンドを構築してきた羅針盤が発表した今作は、サイケデリックやフリーミュージックという小難しいことは抜きにしてただただメロディの美しい、とてもやわらかなウタもの作品として完璧な仕上がりとなっています。
素朴ながらもキラリとひかるうた、涙が出そうになるくらい切なく高揚するギターのリフ。淡々と、しかし奥行きのある、広くて深い67分の調べ。
何の説明も役に立たないほど、その素晴らしさは一聴すれば明確。
年季とセンスに裏打ちされた文句の付け所の無い秀作です!!
石原
羅針盤