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Satoru Ono、本名小野暁。携帯の待ち受け画面はニューヨーク時代のジョン・レノン(丸眼鏡)。ポール・マッカートニーのように技巧的なソングライティングを志したその向こう側でジョンの人間力にぶつかった、あるいはサンリオSFのラインナップのような(前作のアルバム・タイトルはP.K.ディックの小説に由来する)トリッキーな舶来文学を読み漁ったネクスト・ステップとして太宰治やその周辺の私小説作家研究が待っていた。そんな魂の遍歴を経てたどり着いた境地がサード・アルバム『Tales From Cross Valley』だ。本作はステファン・ダフィー&ライラック・タイムや、ティーンエイジ・ファンクラブ、ベル&セバスチャンなどグラスゴー周辺人脈と深い関わりを持つプロデューサー/エンジニア、デイヴィッド・ノートンによるプロデュースの下、ライラック・タイムのメンバーニック・ダフィーや、デイヴィッドがプロデュースするバンドMetro OngenからFumie Omataなど、彼の信頼に足るミュージシャンたちが華を添えるこれまでにないバラエティに富んだ一枚である。UKとUSの王道からインディーに至るポップミュージックを知り抜いたアレンジメントにより、相変わらず多種多様な音楽的意匠を施された本作に便宜上のタグをつけるならばそれはやはり”ROCK”という前時代的なフォーレター・ワードでしかあり得ない。検索したってひっかかりっこない、それがマーケティング上いかに無意味であるかを知りながらも、不器用なまでに誠実にその言葉にこだわり続ける彼の赤心の詩。ロックンロールこのアルバムよろしく!
SATORU ONO / サトル・オノ
京都在住のシンガー・ソングライター。自身のライブを定期的に行いながら、ミュージシャンとしてもこれまでにテニスコーツやマヘル・シャラル・ハシュ・バズ等のライブ・サポート/レコーディングにも参加している。2005年アルバム『FRANKENSTEIN』でデビュー。名盤との呼び声高い2007年リリースのセカンド・アルバム『THE DAYS OF PERKY PAT』は、グラスゴーの才人BMXバンディッツのダグラス・T・スチュワートをして「僕にとってこのアルバムはポップ・ミュージックのあるべき姿だと思う」と言わしめた。2010年、ベル・アンド・セバスチャン、ティーンエイジ・ファンクラブなどとも深い関わりを持つエンジニア、デイヴィッド・ノートンによるプロデュースの元にサード・アルバム『TALES FROM CROSS VALLEY』をリリース。2022年、12年ぶりとなる待望のニューアルバム「新紀元」をリリース。