3,300円(税込)
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*2CD
★★disk union presents FAVORITE DISC 2007★★
大友良英/ONJO(大友良英のプロジェクトの中でニュー・ジャズと名の付くもの)の一つの集大成といえるアルバム。昭和の音楽(山下毅雄)、エリック・ドルフィー、映画音楽、ノイズ(香港と韓国から複数のエレクトロニクス・ミュージシャンを招聘し共演した2005年の「アジアン・ミーティング」の音源)とその様々な場所、様々な演奏形態から見えてくるもの。2005、06年に国内外で行われたライブから選曲され、曲によってはアルバムのために編集され収められている。その音の多様さと圧倒的な感情と時間の渦に心を鷲掴みにされる。ここまでバンドの軌跡を克明に表現しえたアルバムがあっただろうか。この演奏にはまるで赤ん坊が日々成長する時間の、その刻々と膨張を続ける肉体の暴力的とも言い表せれる、細胞のうねりを目の当たりにしたかのようなあまりにも重く濃密な時間を思い起こさせる。そしてこのすばらしいアルバムもすでにONJOの一つの顔となりすでに通過点となっている。(新宿ジャズ館 桑原広延)
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大友良英氏率いるONJOのライブアルバム。様々な音楽家達の、変遷や試行錯誤、屈託なり回り道が、出会い、オーケストラを形成し、音が出来上がる。変わり続けることで、変わらないものをあぶりだしてしまう音楽のあり方は、モダンジャズが持つ魅力のひとつ。山下毅雄作曲のテレビ番組用音楽。ドルフィーの曲。ジム・オルークのユリイカ。オーケストラの成り立ち、音楽遍歴を語る大友氏の、熱がこもった散文的な文章、酒場の情景のなかで思いついた発想を描く文章のもつ魅力は、音楽につながる、優しさと人間味が溢れたもので、やわらかな感触が懐かしくもあり、新しくもある。(お茶の水ジャズ館 堀川)
大友良英(g,conduct),カヒミ・カリィ(vo),伊集加代(vo),マルガリータ・カメラー(vo),佐藤行衛(g),半野田拓(g),大島輝之(g),アルフレート・ハルト(ts,etc.),津上研太(as, etc.),大蔵雅彦(b-cl, etc.),青木タイセイ(tb, etc.),アクセル・ドーナー(tp),江崎将史(tp),ジョー・フォスター(tp, etc.),石川高(笙),ホン・チュルキ(electronics),チェ・ジョンニョン(electronics),ジン・サンテ(electronics),リュー・ハンキル(electronics),ディクソン・ディー(cimputer),Sachiko M(sinewaves),伊藤篤宏(optron),宇波拓(computer with objects),高良久美子(vib),水谷浩章(b),杉本拓(6 string el-bass),芳垣安洋(ds,etc.),一楽儀光(per)イトケン(per,conduct)+ 新宿二丁目管弦楽団,近藤祥昭(live sound)
新宿ジャズ館 桑原広延/お茶の水ジャズ館 堀川
ONJO / ONJO(大友良英ニュー・ジャズ・オーケストラ)