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余りにもピュアー、それでいてなおナチュラル。サルダビー音楽の集大成、堂々の完成!
奇しくも東北大震災直後の録音で、即日書き下ろしの「福島ブルース」をボーナストラックとして追加。
サルダビーから素晴らしい新作が届けられた。題して『ナチュール』。日本に強い親近感を抱いてきた彼である。レコーディングが行なわれたのは本年(2011年)の3月14日と15日。東北大震災の直後だ。サルダビーが日本の惨状に強く心を痛めていたことは想像に難くない。そんな彼の思いが演奏のあちらこちらから伝わってくる。それにしても、なんと美しい音楽であることか。サルダビーは才能豊かなアーティストである。しかしこの作品を耳にして思うのは、それ以前にひとりの人間としても彼が素晴らしい人物であるということだ。 これまでもサルダビーの演奏には何度も心を動かされてきた。しかし今回の作品ほど優しく、なおかつ力づけられるものはなかった。これは、彼が愛してやまない日本のひとびとへの心からのメッセージだ。ぼくはそう受け止めている。解説:小川隆夫
(新譜インフォより)
■Michel Sardaby(p), Alvin Queen(ds), Hassan Ash Shakur(b)
Recorded at Studi Midilive on 14-15 March, 2011
MICHEL SARDABY / ミシェル・サルダビー
マルティニークのフォール・ド・フランスに生まれたミシェル・サルダビーは、パリに移り住み、1967年3月、ピアニストのひとりとして、ジョー・「ストライド」・ターナー、エロール・パーカー、クロード・ボリング、スチュアート・デ・シルヴァ、アーロン・ブリジャーズらと、入院中のビリー・ストレイホーンに捧げた『テープ・フォー・ビリー』として知られる90分のセッションを録音した。同じくパリにいたデューク・エリントンは、自ら演奏はしていないものの、このレコーディングを個人的に監督し、その売上げをニューヨークのジュリアード音楽院のようなビリー・ストレイホーン奨学金をパリに創設するために使おうと考えていた。 1967年10月、サーダビーのファースト・アルバム『Five Cat`s Blues』がパリで録音され、ピアニストが作曲した5曲が収録された。1970年には、パーシー・ヒースとコニー・ケイからなるトリオを率いて、セカンド・アルバム『Night Cap』を発表。1972年のニューヨーク録音では、リチャード・デイヴィス、ビリー・コブハム、レイ・バレットのラインナップを率いている(Sound Hills Records 1997)。アルバム『Gail』(1974年)は、1976年のボリス・ヴィアン賞を受賞している。 1989年のアルバム『Going Places』では、ルーファス・リードとマーヴィン・「スミッティ」・スミスを従え、1993年にはラルフ・ムーア、ルイス・スミス、ピーター・ワシントン、トニー・リーダスからなるクインテットでレコーディングを行った。