【ソロとクインテットで、初期ハリスの魅力を味わう】 50年代からデトロイトのジャズ・シーンで活躍。60年にキャノンボール・アダレイに勧められてニューヨーク進出、ただちに不動の評価を確立したピアニストがバリー・ハリスです。ジャズ雑誌等ではバド・パウエルの影響下にあるといわれがちですが、ジャズを聴きこんだファンであればパウエルとは一味異なるハリス独自の個性に惹かれることでしょう。このCDはクインテット編成による「Newer than New」と、ソロ・ピアノで吹き込んだ「Listen to Barry Harris」のカップリング作品。いわゆるビ・バップ調のナンバーもいいですが、「ダニー・ボーイ」の別名を持つ(9)、アート・テイタムに捧げた(10)等も名演。近年の円熟ぶりとはまた別の、若々しいハリスに触れることができます。(jazzyellより)
■Barry Harris(p), Lonnie Hillyer(tp), Charles McPherson(as), Ernie Farrow(b), Clifford Jarvis(ds) ■Recorded at Plaza Sound Studios, N.Y.C., July 4 & September 28, 1961
■(1)-(8): 「Newer Than New」(Riverside RLP 9413) / (9)-(18): 「Listen To Barry Harris」(Riverside RLP 9392) 24Bit Remastered, Stereo Recording
