菊地成孔(きくち・なるよし) 音楽家/文筆家/音楽講師 ジャズメンとして活動/思想の軸足をジャズミュージックに置きながらも、ジャンル横断的な音楽/著述活動を旺盛に展開し、ラジオ/テレビ番組でのナヴィゲーター、選曲家、批評家、ファッションブランドとのコラボレーター、映画/テレビの音楽監督、プロデューサー、パーティーオーガナイザー等々としても評価が高い。「一個人にその全仕事をフォローするのは不可能」と言われる程の驚異的な多作家でありながら、総ての仕事に一貫する高い実験性と大衆性、独特のエロティシズムと異形のインテリジェンスによって性別、年齢、国籍を越えた高い支持を集めつづけている、現代の東京を代表するディレッタント。2010年、世界で初めて10年間分の全仕事をUSBメモリに収録した、音楽家としての全集『闘争エチカ』を発表し、2011年には邦人としては初のインパルスレーベルとの契約を結び、DCPRG名義で『Alter War In Tokyo』をリリース。主著はエッセイ集『スペインの宇宙食』(小学館)、マイルス・デイヴィスの研究書『M/D~マイルス・デューイ・デイヴィス3世研究(河出新書/大谷能生と共著)』等。最新アルバムはDCPRG『SECOND REPORT FROM IRON MOUNTAIN USA』(impulse!)