1,676円(税込)
※5,000円(税込)以上買うと送料無料!新品でも中古品でもOK!
プエルト・リコ出身のコンガ・マエストロ、ジョニー・レイ・サモー。60年代末のブーガルー期からN.Y.で活躍し、史上最高のブーガルー・アルバムとして知られる「テル・イット・ライク・イット・イズ」(ボンバ・レコードより国内発売)、そして世界のレア・グルーヴ・ファン垂涎の名作「ブーガルー・フロッグ」などでN.Y.ラテン・シーンを席巻。そんなジョニーが70年代中期に結成したサルサ・ユニットが"ソシエダ76"だ。土の香り漂うプエルト・リコ・ルーツの味わいと、N.Y.ラテン仕込みのハード・ドライブ感が絶妙なバランスで配された名門で、80年までに数枚のアルバムをリリースし多くのサルサ・ファンに支持された。バンド後期はファニアからアルバムを発表し、かつてCD化もされたことがある。
そして本作。こちらは、ファニア時期よりも前、つまりソシエダ76の結成初期にプエルト・リコのローカル・レーベル「BORINQUEN」に残された2作のアルバム「SOCIEDAD 76 ORCHESTRA」(1976年)「FROM THE BIG APPLE」(1978年)、からセレクションされたものである。ソシエダ76のBORINQUEN音源が本格的にリマスター仕様でCD化されるのはこれが世界初。しかもオリジナル・アルバムに収録されていた、いわゆるスロー/ミディアム系のトラックを除いた、走り続けるトラックのみ全16曲というヴィンテージ・サルサ・ファン、そしてラテン・クラシックスを愛するすべてのリスナーの歓喜が木魂する快挙なのだ。
original albums
リーダーのジョニー・レイを筆頭に、ピアノでディレクションも務めたパキート・パストール、ボンゴには後に数多のサルサ・セッションで活躍する名手パポ・ペピンという強力リスム・セクションが構え、鋭く唸る4管ホーンのアグレッシヴなソン/モントゥーノが繰り広げられる。M4、5、14あたりのプエルト・リコの哀愁を帯びたマイナー・ノートが太いアンサンブルで彩られるトラック、ルンバ・クバーナをアップデートしたパーカッシヴ・トラックM8、12、サルサの王道を突き進む快活なフレーズが腰を揺らすM2、6、10...など、どのトラックもサルサ・アイデンティティを備える好曲で、すべてにおいてリード・ヴォーカルを執る偉人フレディ・コンセプシーンの圧倒的存在感も特筆。
粋で男臭い中でも余裕の遊び心を忘れないアンサンブルは、後のスパニッシュ・ハーレム系ハード・サルサの手本となった名グループ、それがソシエダ76。これぞ、サルサの中のサルサと言うべき傑作!!
【Musicians SOCIEDAD 76 ORCHESTRA】
Keyboards(Musical Director): Paquito Pastor
Bass: Israel "Izzy" Feliu
1st Trumpet: Hector "Bomberito" Zarzuela
2nd Trumpet: Roy Roman / Larry Spencer(1st Session / 2nd Session)
1st Trombone: Jose Rodriquez[たぶん、誤植。ただしくはRodriguezのはず]
2nd Trombone: Felix "Felito" Romeo
Bongo: Papo Pepin
Percussion: Tito Jay
Conga(Band Leader): Johnny Zamot
Lead Vocal: Freddy Concepcion
Background Vocals: Yayo El Indio, Adalberto Santiago
Special Guest Apperace On Quatro Guitar By: Yomo Toro (on Amancer)
JOHNNY RAY ZAMOT / ジョニー・レイ・サモー