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73年の初リーダー作。60年代はオルガンとの共演を中心に活動していた彼も、ここではいかにもコルトレーン以降という、モーダルな自作曲/テナーを終始鳴り響かせています。そんな中でも個人的にはRay Pounds(ds)が本領発揮するファンク“Diswa”、“Devon Jean”が目玉。ポール・ハンフリーを少しチープにしたような、ミュートの効いたパカポコという響きがなんともファンキーで格好良い。「処女航海」風の“Fonda”、爽やかかつ落ち着きのあるボサノヴァ“Little Daphne”、タイトル通り穏やかな風情の表題曲も良い。オリジナルLPに忠実な紙ジャケ仕様&デジタル・リマスターで初CD化。
RUDOLPH JOHNSON(ts),JOHN BARNS(p),REGGIE JOHNSON(b),RAY POUNDS(ds)
松木俊郎
RUDOLPH JOHNSON / ルドルフ・ジョンソン