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数あるUKの70年代〜80年代初期のマイナールーツバンドの中にあって、ルーツ/ダブ/ラバーズファンから絶大なる人気を誇るTradition。フェンダーローズを使うなどの繊細なアレンジセンス、そして「これぞTradition印 !!! 」な美しいメロディーライン・・・UKのマイナーなルーツやUKダブファンにとっては120%ツボな音作り。
このバンド、ヴォーカルのルーツグループでありならが、実はダブアルバムのリリースが多くあり、そのダブのいくつかはUK Dubコレクターにとっては永遠の憧れの的と言っていい激レア盤も存在する。そんなダブアルバム制作に情熱を注いでいたグループによる数少ないヴォーカルフルアルバムがこの「Moving On」でフルヴォーカルアルバムのファーストアルバムにしてUKルーツの名作「Alternative Routes」に続く1978年、UKのRca/Venture/Music Sceneからリリースされた第2作目。
彼等の素晴らしく美しいダブアルバムの数々〜「High Risk Dub」(UK Venture/オリジナルはBpiからリリースされた『Tradition In Dub』)やRcaのプロモ盤のみのリリースだった「Tell Your Friends About Dub」,そしてCaptain Ganja & The Space Patrol(UK Venture)〜の原曲を多数収録しているのでTraditionのダブが好きな人もマスト。
A1「Every Little Beat Of My Heart」はそのタイトルの通り、心臓の鼓動から始まる、コーラスの美しさも印象的なスロウテンポのメロウチューン。続く「Rastafaria」はタイトル通り、彼等なりのラスタファリズムに対する敬意を表したRoots Song。この曲を聴けば、彼等は決して「単なるラバーズロックバンド」ではない事に気付くはず。美しすぎるメロディーのせいでそんな風にしか彼等が捉えられないなら、彼等も浮かばれない。
「Prediction」は名作ダブ「Tell Your Friends About Dub」の個人的にはモロにツボだったスロウメロウダブ「Prediction Dub」の元歌。ヴォーカルのこの曲もスロウテンポな、まるでエリックサティ「シムノペティ」のようなアンビエントなピアノリフが印象的な真夜中の静寂すら感じさせる幻想的で美しい曲。「Jamaica Land Is Zion」はアフリカ回帰を歌った美しいルーツチューン他、アルバム通して聴き応えのある素晴らしいUKルーツアルバム。大推薦盤!!!
Record date : 1978
Producer : Tradition & D. Tyrone
※CDのみの発売となってます。LP化の予定は残念ながらありません。
TRADITION / トラディション