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ブラジル屈指のジャズ・トリオ「クルピラ」。エルメート・パスコアルのゲスト参加で2000年リリースした1STアルバム「CURUPIRA」が話題となり、デビュー当初から注目度の高い存在でもあった彼ら。続くセカンド・アルバムからは主要メンバー三人の個性を色濃く反映した本格的なトリオ編成として変貌、進化を遂げ、今日までに計三枚のオリジナル・アルバムを発表。
そんなクルピラの約4年振りとなる2013年作は、最高傑作と呼ぶにふさわしい内容に仕上がった。バンドとして各メンバーのスキル、アイデアも充実の時を迎え、バラエティに富んだ作風でありながら、バンドとしての確固たるアンサンブルを確立したと言える、まさに勝負の一枚。エルメート・パスコアル、エグベルト・ジスモンチ、デリア・フィシェルなどのプログレッシヴな流れから、ファビオ・トーレス、チアゴ・コスタなどのサンパウロ・ジャズ・シーンとの邂逅、そしてアルゼンチン、新世代ミナスとの類似性も感じる、至高のジャズ・ブラジレイロがここに極まる。
■TRIO CURPIRA■
André Marques (piano)
Cleber Almeida (drums)
Fábio Gouvea (bass)
■TRACK REVIEW■
1. Conversa de Matuto
エルメート&イチベレ・サウンド的な半音展開やキメが印象的なプログレッシヴ・ブラジリアン・ジャズ。
2. Da Janela, um Samba
エレクトリック・ピアノにスキャットをフューチャーしたメロウ・ナンバー。
3. No Depois
フルートとガットギター、控え目なパーカッションによるシンプルなアンサンブル。アルゼンチン音楽、ネオ・フォルクローレ・リスナーにもお薦め
4. Arapuca
パンデイロが刻むビートに、エレクトリック・ピアノのミニマムで美しい音色が絡むプログレッシヴな秀逸曲。
5. Sete no Frevo
ストレートアヘッドなブラジリアン・ジャズ・ピアノ・トリオ・ナンバー。正統派な一面も良い。
6. Tito
美しきバラード。ギミックに頼らない確かな演奏力と作家性を垣間見る佳曲。
7. Bem-vindo
フルート、ガットギター、サンバホイッスル、パーカッションに彩られたノルデスチ、フォルクロリック・ブラジレイロ好曲。
8.Desvario
ハーモニカをフューチャーしたマイナーキーのシリアスなピアノ・トリオ演奏。
9. Foi Nao Foi
かつてのカルロス・マルタが試みた現代ブラジリアン・インストとフォルクロリック・ブラジレイロの融合に近い感覚。
10. Quase Nada
エレクトリック・ピアノのメロウな響きとコードヴォイシングが素晴らしい。ファビオ・トーレス好きにお薦め。
11. Inesperado
こちらもストレートアヘッドなブラジリアン・ジャズ・ピアノ・トリオ演奏。往年のジャズボサ好きにもお薦め。
12. Albertinho de Fole Novo
ブラジル・フォルクローレ古典への傾倒と再構築。バイオリン、フルート、ガットを配した上品なラストナンバー。
新宿本館ラテン・ブラジル・フロア
CURUPIRA / クルピラ