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歌の魅力を再認識させてくれるアルバム!
ずっと大切にしてきた「ムスタキ」そして「抵抗の歌」を歌うカタルーニャの女性歌手!!
スペインにおいて一般的に「スペイン語」とされているのは正式には「カステリア語」と呼ばれていますが、同国第2の都市であるバルセローナが属するカタルーニャ地方には異なった言語「カタルーニャ語」が存在します。しかしかつてのフランコの独裁政権下(1939-75)では、このカタルーニャ語の使用は禁止され、79年になってやっと公用語のひとつとして認められました。そのカタルーニャ語の歌詞を歌う歌手として以前から日本でも紹介されてきたのがマリーナ・ロセールでした。
マリーナ・ロセールはカタルーニャ地方の小さな村で1954年に生まれ、バルセローナで歌手活動を開始しましたが、その時代に同地で巻き起こっていたのがカタルーニャ語によって新たに創作された曲を歌う運動でした。もちろんうら若き彼女もその運動に加わりましたが、79年のカタルーニャ語復権とともに運動も下火になると、この言語だけにこだわらず、さらにスケールの大きな歌手となりました。そんな彼女の作品についてはこれまでに弊社からは『海の歌ハバネーラ』(ライス HMR-719)などを紹介し、好評を頂いてきました。
そのマリーナの最新作が本作で、アルバムの前半ではエジプト出身のギリシャ系セファルディSSWジョルジュ・ムスタキ(1934-2013)のナンバーを取り上げています。実は数年前にもマリーナは『ジョルジュ・ムスタキをうたう』(サンビーニャ・インポート HMSI-2111)というアルバムで彼の作品を取り上げ、さらに晩年だった本人との共演もそこで果たしていました。それだけムスタキの音楽が大好きな彼女は、ここで再び彼の曲を取り上げることでその偉大な功績を讃えています。さらに後半では彼女の歌手としてのアイデンティティでもある“レジスタンス(抵抗)・ソング”を取り上げ、民衆に勇気と力を与えてきた彼女のレパートリを、ピアノやアコーディオン、ギターなどによるシンプルなアレンジと、温かみのある歌声で聴かせてくれます。中にはこれまで未発表のものもあり、ソングライターとしてのマリーナの魅力も同時に伝えてくれます。
フォーキーなサウンドの中に宿る大切なものへ気持ちを綴った曲の数々。そんな彼女の歌手としての熱いスピリットを存分に感じると共に、「歌」の魅力を再認識できる内容に仕上がっています。歌好きの方に特に強くお勧めしたい1枚! ●日本語解説/帯付き
<メーカーインフォより>
MARINA ROSSELL / マリーナ・ロッセル