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サティによって結ばれた高橋アキと2人の作曲家
初録音作品を含む必聴のセッション
「フェルドマン、高橋、サティ、ケージについては《チープ・イミテーション》の編曲が皆を結びつけた。この編曲はこの上ない繊細さを持ち合わせ、互いに深い愛情を抱きあうアーティストたち全員による親密なパーティなのである」――ジェイムズ・プリチェット (ブックレットより)
サティを敬愛しその影響を受け、相互に触発しあった2人の作曲家と高橋アキ。フェルドマンより編曲作品の献呈を受けた高橋のピアノによる、世界初録音を含む貴重なケージ作品集です。ブックレットには、プリチェットによる解説、高橋が1980年のケージ、フェルドマンとの日々を綴ったエッセイも収録。
[演奏者プロフィール]
●高橋アキ(ピアノ)
1970年に初リサイタル、1972年にはじめてヨーロッパに渡り、ベルリン芸術週間、パリ秋の芸術祭などでリサイタルを開き好評を博す。1973年には昭和48年度芸術祭優秀賞を、内外の現代作品20曲を収録した『高橋アキの世界』により受賞。1975年より『エリック・サティ連続演奏会』を企画構成の秋山邦晴とともに開催、「サティ再発見」の大きな契機となった。『エリック・サティ ピアノ全集』全13巻を校訂、また『エリック・サティ ピアノ音楽全集』をリリース。1980年にモートン・フェルドマンの招きにより初渡米。1984年にはカリフォルニア芸術大学客員教授を務めた。1983年、第1回中島健蔵賞、1986年に第1回京都音楽賞・実践部門賞を受賞。2002年から東京の浜離宮朝日ホールで開始された〈ピアノ・ドラマティック〉シリーズの成果により、2003年に第21回中島健蔵賞を受賞。
CDも数多くリリースがあり、現代音楽を代表する世界の作曲家たちにビートルズ・ナンバーを主題とする作品を委嘱した『ハイパー・ビートルズ』シリーズを自ら企画制作・演奏、CD4枚を完成。うち1枚は英米でも発売され、ニューヨーク・タイムズ紙で1990年ベストCDに選ばれた。2006年にはニューヨークでのフェルドマン作品によるリサイタルがニューヨーク・タイムズ紙で2006年度のベスト・コンサートのひとつに選ばれた。CD『シューベルト:ピアノ・ソナタ集』、「モートン・フェルドマン:トリオ」の演奏で、平成19年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。またCD『危険な夜─高橋アキ プレイズ ジョン・ケージ』が平成20年度文化庁芸術祭優秀賞受賞。平成23年秋の紫綬褒章を受賞。
2014年、第23回朝日現代音楽賞を受賞。
著書に『パルランド 私のピアノ人生』(春秋社)がある。 (資料提供:カメラータ・トウキョウ)
【収録内容】
J.ケージ:
1. スウィンギング(1989)
2. チープ・イミテーション(1969)
3. 果てしないタンゴ(1984)
4. J.ケージ[M.フェルドマン編曲]:
チープ・イミテーション[トリオ版](1980)
5. [伝J.ケージ作]:
エリック・サティのための小石の全面、そして
(公案としてジム・テニーに密かに贈られた)(1978)
【演奏者】
高橋アキ(ピアノ)
マーガレット・ランカスター(フルート、ピッコロ)
デイヴィッド・シヴリー(グロッケンシュピール)
【録音】
2016年7月
ニューヨーク
AKI TAKAHASHI / 高橋アキ
日本のピアニスト