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レーベル
ライス・レコード
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
INR-3432
通販番号
XAT-1245794566
発売日
2025年12月01日
EAN
4582136084322
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商品詳細情報

インドネシアの鼓動が蘇る——スキヤキで来日を果たしたNusantara Beatの鮮烈なデビュー作!


アムステルダム発、インドネシアの血と記憶を宿したサイケ・フォーク・バンド、Nusantara Beatがついにその全貌を現した。
ここ日本でも、2024年にスキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド (SUKIYAKI MEETS THE WORLD) で来日を果たし、そのライブパフォーマンスと強烈な7インチシングルで熱狂的な支持を集めてきた。そんな彼らが満を持して放つセルフタイトル作は、音楽を通じてインドネシアの記憶と魂を呼び起こし、現代へと橋渡しする壮大な旅だ。


全11曲、どれもが深いルーツと現代性を併せ持つ。伝統的な旋律がサイケデリックなグルーヴに溶け込み、ヴィンテージ・インド・ポップ、催眠的なフォークメロディの香りが漂う。そこに加わるのは、今を生きる若い感性——つまり、過去と現在が手を取り合い、未来へと向かう音楽だ。聴いていると、まるで島々の風景が音になって立ち上がってくるような感覚に包まれる。聴き終えたあと、心の奥に残るのは、インドネシアの島々が奏でる鼓動——それは懐かしくも新しい、魂のリズム。島々の風、太陽、そして人々の声——それは懐かしくも新しい、ヌサンタラの鼓動だ。



「ヌサンタラ」という言葉がこの作品の核にある。インドネシア語で「群島全体」を意味するこの言葉は、かつてインドネシアの王たちが群島を統一しようとした時代の言葉であり、今では「多様性の中の統一」を象徴する言葉である。今、それが音楽の中で再び命を吹き込まれる。ヴォーカルのメーガン・デ・クレルクが語るように、「ヌサンタラ・ビート」とは、インドネシアの島々のリズムと音楽をひとつにした響きなのだ。

バンドのメンバーたちもまた、この音楽の旅にふさわしい背景を持ち、それぞれがアルバムに深みを与える存在だ。ベーシストのマイケル・ジョシュアは西ジャワ出身で、15歳でオランダに移住。他のメンバーもオランダ生まれながらインドネシアの血を引く。それぞれが異なるルーツを持ちながら、音楽という共通言語でつながり、「ヌサンタラ」という概念を体現する。歌詞の多くは、メーガンが英語で書き、マイケルがインドネシア語に翻訳。現代の愛の複雑さを繊細に描き出し、メーガンの柔らかくも芯のある歌声がその感情を見事に伝えている。


特に印象的なのは、アルバム全体に漂う「懐かしさ」と「新しさ」の絶妙なバランス。たとえば「Ke Masa Lalu(過去へ)」では、サーフギターとシンセが絡み合い遠い記憶を呼び起こすような旋律が流れ、「Cinta Itu Menyakitkan(愛は痛み)」では、感情の深淵に触れるような切なさが胸を打つ。どの曲も、聴く者の心に静かに、しかし確かに語りかけてくる。アルバムには他にも、バリの舞踊を描いた「Djanger」、西ジャワの首都を歌った「Kota Bandung」、そしてサンダ語で語られるリキシャ運転手との会話を描いた「Mang Becak」など、過去のシングルで培った伝統への敬意が息づいている。これらは単なるカバーではなく、スンダ・ポップへの愛と再解釈だ。ガムランの音階「ペロッグ」や、ケチャピ、クンダン、バリのゴングなどの伝統楽器が随所に散りばめらているのにも注目してほしい。特筆すべきは、インドネシアの神話や超自然的な世界観に触れる、幽霊に取り憑かれた人物の物語を歌った「Kalangkang」だろう。ギターのワーミーバーが不気味な雰囲気を醸し出し、まるで60年代の怪奇ドラマのような妖艶でどこかコミカルな一曲だ。


民謡グルーヴをクルアンビン以降のモダンセンスと融合させる、同じくインドネシアのLAIR、ALI、BABONから、YINYINやクルアンビンなどの現代サイケ勢のファンにはぜひとも聞いてほしい。そんな傑作デビューアルバムが誕生!


ソングリスト

  • 1.Ke Masa Lalu
  • 2.Kalangkang
  • 3.Di Pantai
  • 4.Bunga Mekar
  • 5.Ular Ular
  • 6.Kupu Kupu
  • 7.Gapura
  • 8.Hilang Kendali
  • 9.Tamat
  • 10.Bakar
  • 11.Cinta Itu Menyakitkan